■ 勉強のコツ

 これまでの経験から、中学生、高校生の勉強についてまとめてみました。

 勉強の柱について。
 ・授業をしっかり聞いて、テスト前はきちっとテスト勉強すること。
 ・覚えるものは覚え、考えることを実践すること。
 ・基本を徹底すること。応用は基本の組み合わせである。

 受験勉強について。
 ・絶対にこの大学・高校に合格するぞという強い情熱が全ての基本。合格すれば良いなでは受からない。
 ・正しい勉強法が必要。
 ・地道な努力を積み重ねる。
 これらを実践すれば学力は必ず伸びる。勉強に対する甘さがあればどこかでつまずく。

 これまでの学習塾経験から。
 ・将来の自分のために勉強するという自覚が根本的に重要。
 ・英語は、あるレベルに到達すると得点が安定する。英語が得意であれば大学入試・高校入試で有利。。
 ・数学は、得意な人でも失敗する場合がある。難問の見極めが重要。速く正確な計算は絶対条件。
 ・読解力は全ての勉強の基礎である。読解力がなければ、英語の大学入試問題は解けない。
 ・苦手科目があると、金沢大学水準以上、高校上位校には届かない。
 ・あるテストの好成績で安心すると、次は痛い目にあう。
 ・設問の指示を守らないミスや数学のケアレスミスはなかなか直らない。
 ・微妙な理解・暗記は入試や模試には通用しない。
 ・「勉強の仕方がわからない」という言葉は勉強をしないための言い訳に過ぎない。

 高校英語について。
 ・大学入試時点での英語力マイナスαの力で世の中に出ていくので、入試時点で然るべきレベルに到達していなければならない。
 ・大学入試という戦いに備えて、2つの武器が必要。それは単語と文法である。
 ・2次試験の記述問題を読み解くために、英語構文を解析する力が必要である。(SVOCMを見極める)
 ・センター試験の大量の英文を読むために速読力が必要である。
 ・速読とは、英文を頭の中で音読し、英文の内容が把握できれば日本語に訳さないで次の文に移る読み方である。
 ・速読に慣れると、頭の中で音読しなくても、英文を見てその英文の内容が頭の中で映像になる。
 ・英作文対策として基本英文の暗記が効果的である。
 ・英文構造の解析力は、記述問題読解、速読、英作の基礎である。

 高校数学について。
 ・教科書の例題をマスターすることが基本中の基本。
 ・その上で数多くの問題を解く。
 ・多くの問題を解く過程で、各分野の問題を解くためのテクニック、アプローチを習得する。
 ・大学入試センター試験は時間との戦いでもあるので、速くて正確な絶対的な計算力が必要。
 ・難しい問題は、すぐに答えを見るのではなく、じっくり時間をかけて考える。最低30分、できれば1時間考える。
 ・大学入試2次試験で数学が課される場合は、1、2年の時から既習分野の難問に挑戦しておくべき。
 ・数学ができる人の答案は美しい。

 中学英語について。
 ・教科書各単元の基本文で説明される文法を確実に押さえることが必要である。
 ・文法をマスターするキーワードは「理解」&「暗記」。しっかりと理解することが前提。記憶に定着させるために繰り返しが必要。
 ・文法をマスターし、単語を覚えた上で、上記の高校英語で述べた速読にトライする。(中3の夏休みくらいから)
 ・速読ができるようになれば、模試や入試で、50分の制限時間内に余裕を持って英作ができるようになる。
 ・リスニング対策としてNHKのラジオ講座は非常に効果的である。ラジオ講座を聴き続ければ、模試、入試のリスニングでのミスはなくなる。
 ・英作文対策として、教科書の基本文だけではなく大切な文を覚えることが効果的である。
 ・高校の英語につなげるために、中学で学ぶ文法は完璧にするべきである。特に、関係代名詞や分詞の形容詞的用法の後置修飾が重要。

 中学数学について。
 ・速くて正確な計算力が大前提。(絶対的な計算力が必要な大学入試センター試験につながる。)
 ・途中式をしっかり書くことが計算ミスを防ぐ。
 ・教科書、ワークの問題を解くだけでは、その単元をマスターできない。更なる問題練習が必要。
 ・1年・2年分野では、方程式・連立方程式文章問題、1次関数、三角形の合同の証明が特に重要。これらの単元では考える力が必要。
 ・特に、1次関数の場合、出題される問題パターンをマスターすると良い。
 ・設問の指示をしっかりチェックする。(単位が必要か、座標を答えるのかx座標を答えるのか等)
 ・高校入試に備えて、志望校合格のための自分の目標点を設定し、目標点を取る練習が必要。
 ・数学のテストではパニックに陥りやすいので、小さなミスは許容範囲と思えば良い。
 ・定期テスト、実力テスト、模試の間違えた個所を復習すると、その後正答率が高くなる。

 読解力について。
 ・筆者が伝えたい内容を素直に読み取る。この際、自分の感情は一切加えない。(reading machine になる。)
 ・「素直さ」と「考える力」が必要。
 ・設問に答える時は、問題文の筆者の言葉で答える。自分の言葉で答えてはいけない。
 ・小説や随想文では、場面、人物の心情に対する想像力が必要。
 ・新聞の社説、コラム、投書を読むことで読解力が養える。ポイントは、筆者の考えを把握すること。
 ・難関大学の英語の入試問題では、日本語の読解力が前提になる。

(以上は平成26年11月24日時点でのまとめです。随時見直すつもりです。)