■ 過去の『一言』(2001〜2017)
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(2003年 7月 〜 2003年12月)


(2003年12月25日) 【Xmas present】[▲ 先頭へ]
昨日うれしいクリスマス・プレゼントをもらいました。11月23日のTOEICの結果が戻り、950点でした。リスニング465点、リーディング485点(最高点はそれぞれ495点)で、約二ヶ月間のテスト勉強が実を結び、念願の900点を越えました。今回はかなり問題を解けたという手ごたえはあったので期待はしていたのですが、自分の期待を越える点数でした。
勉強は、その方法が間違ってなければ必ずできるようになると改めて感じました。上杉鷹山の「為せば成る。為さねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり。」という言葉に通じます。キーワードとして、継続、集中、謙虚さが挙げられます。
今回の結果は生徒諸君のおかげでもあります。それぞれの大学を目指す受験生にいい加減な授業はできないと、緊張感を持ってマーク模試や二次試験問題に取り組んだので英文読解力はかなり増強されました。私の頑張りが、大学受験生や高校受験生にプラスの効果をもたらすことを願っています。(今回の塾長一言は自慢話になってしまいました。ごめんなさい。)

(2003年12月18日) 【勝負の分かれ目】[▲ 先頭へ]
今日は12月18日、来月の今日は大学入試センター試験の二日目になります。勝負の時まで残すところ一ヶ月です。大学受験生の皆さんは重苦しい気持ちの中に開き直りの心境が出てくる頃です。この一ヶ月をどのように過ごすかは合否に大きく影響します。もう一ヶ月しかないとあせって過ごすのか、まだ一ヶ月もあると落ち着いて自分の課題に取り組むのか、気持ちの持ち方により成果は異なります。
生徒さんの模試の結果を見ていると、志望大学の合否判定はB(かなり有望)、C(ボーダーライン)、D(今後の努力次第)が混在します。安定的にA(ほぼ確実)、Bという訳にはいきません。ちょっとしたミスでBがCになり、CがDになります。大学志望者全体の中ではC判定とD判定の人数が多いので、合否の差は紙一重と言えるかもしれません。
ある難関大学合格者のお母さんが語っていらっしゃいました。「最後は気合で入っていく。」

(2003年12月11日) 【こんな珍答がありました その1】[▲ 先頭へ]
「恐竜」、おかしいな、漢字は合っているのに何故×がついているのだろう。問題を見てみよう。問題は「キュウリョウ地帯」か。ありゃ、こりゃ何という勘違い! 大体、恐竜地帯というような地区は存在しないだろう。白峰村の恐竜パークのことか…?
ある中3生の珍答です。普段は各テスト後の個別反省会で答案をチェックしているのですが、その時は模試前で生徒諸君が過去問に挑戦している間に答案用紙をチェックしていました。ちょっとした間違いでしたが、懸命に問題に取り組む生徒の皆さんに気付かれないように声を殺して笑うのは大変でした。
一生懸命勉強している過程で時折珍答が現れます。傑作はコーヒー・ブレイクとしてご紹介致しますので、どうぞご期待?下さい。因みに今回の正解は「丘陵」です。

(2003年12月04日) 【入試は総合力】[▲ 先頭へ]
高校入試まで三ヶ月余り、大学入試センター試験までは一ヶ月と二週間になりました。高校受験生、大学受験生ともプレッシャーを感じながら毎日の勉強を頑張っています。高校受験であろうと大学受験であろうと総合力が大切で、科目間のバランスをとることが重要です。誰でも得意科目と不得意科目があるものですが、不得意科目の成績を上げることが受験での勝利につながります。
11月に中3生が受ける大きな模試が二つありました。5教科各科目の偏差値60に相当する得点を合計し、その5教科合計点の偏差値を計算してみました。結果は、61.6と61.5でした。各科目の偏差値が60の時、合計点の偏差値は60ではなく少し越えるのです。この1.6や1.5ポイントは決して小さくはありません。5教科合計点の12〜13点に相当します。
この傾向は高校生が受ける模試でも同様です。入試が近づいていますが、決してあせることなく不得意科目の勉強をしっかり進めて欲しいものです。ただし、得意科目だからといって安心しているとすぐに成績は落ちますから得意科目の継続的な勉強も必要です。

(2003年11月27日) 【TOEIC this year】[▲ 先頭へ]
今年も11月23日(日)にTOEICを受けました。「先生も頑張っているのだから、君たちも頑張れ!」という中高生諸君へのメッセージでもあり、自分自身の900点への挑戦でもありました。金沢の会場では約1100人が受験したそうですが、20代の若い人が目立ちました。英語がますます重要になっているようです。
私は、昨年の教訓を生かして、先月初めにはリスニングだけではなくリーディングの参考書も買って準備しました。事前勉強は十分とは言えないまでもそれなりにこなしました。羽咋へ向う車中の一時間余りずっとCDを聞いてヘロヘロになったこともありました。リーディングの教本の勉強では、自分の知らなかった文法・語法が幾つか出てきました。英語は奥深いです。謙虚な姿勢で学び続けなければならないですね。
一年に一回受けるか否かの試験なので、リスニングが始まる前は少し緊張しました。高3生や中3生諸君が模試を受ける時はこんな感じなのかなぁ〜と思いながら、深呼吸を何回かし、周りを見回して自分を落ち着かせました。後頭部を指圧して気分をすっきりさせることもしました。試験前のこの方法は、今週皆さんにお話ししています。
今年も少し時間が足らなかったので、非常に悔しかったです。結果が出るまで一ヶ月、楽しみでもあり心配でもあります。

(2003年11月20日) 【"ask 人 to do"】[▲ 先頭へ]
前々回の「塾長からの一言」で英作文のことを書きましたが、私にとって忘れられない言い回しがあります。"ask 目的語(人) to 動詞の原形"(人に〜するように頼む)です。
日産自動車に入り法規部に配属されて英文契約書を作る仕事を始めた時のことです。ある業務を委託する英文契約を作る際、分厚い和英辞典で「委託する」を引くと、難しい英単語がいくつか出ていました。どれを使ってよいか迷ってしまい、会社の顧問弁護士に相談しました。著名な渉外弁護士のその先生は、「大谷君、ask でいいじゃない。」とおっしゃったのです。目からうろこが落ちるようでした。肩肘張って英文の契約書を作ろうと思っていた私の肩から力が抜け、それ以来、できるだけ分かりやすく誤解の生じない英文を書くようにしました。
自分の経験から高3生諸君がどこかで学んだ難しい言い回しを使いたがることはよくわかります。しかし、日本語を英語で表現する方法はいろいろあります。無理して難しい言い回しをするよりは、簡単な言い回しでニュアンスをうまく出す方が望ましいと思います。言葉はコミュニケーションの手段なので、すっきりとした分かりやすい表現にするべきでしょう。

(2003年11月13日) 【フツーに受ける】[▲ 先頭へ]
今週は各地域で中3生が一斉に受ける統一テストが実施されています。私立の受験校を決め、公立の受験校の判断材料となる大切なテストです。誰でも緊張してしまうテストですが、中3の皆さんには「フツーに受ける」ように話しました。
統一テストのような実力テストでは、やはり実力が出るものです。今月初めに行われた模試の結果が戻ってきましたが、毎回、模試の成績一覧を見て感じるのは、当たり前のことですが、実力が出ることです。大切なことは実力を出し切ることです。そのためには緊張し過ぎることは良くありません。きちんと勉強をしている人は、自分の努力を信じて普通に受ければ良いのです。
まだ経験の浅いサラリーマン時代、ある大きな会議で私が資料を説明することになりました。かなり緊張していた時、部長に「普通にやれば大丈夫」と言われました。そのおかげで仕事はうまくいきました。普通にするということは「平常心」につながるのでしょう。仕事でも勉強でも、日頃の努力の積み重ねがあれば、自分を信じて普通の気持ちで課題を淡々とこなせば結果はついてきます。

(2003年11月06日) 【英作文練習】[▲ 先頭へ]
当ゼミ高校クラスでは英作文添削に力を入れています。これは大学入試の英作文対策のためだけではなく、大学で英語の論文を書く時や社会人になり英語の企画書を書いたり英文Eメールを送ったりする時に困らない英作力をつけるためです。大学入学後に英作練習をすることはまずないので、受験勉強での練習が将来の英作文能力の土台になります。
2年生の時から英語構文集を少しずつ暗記しながら英作練習をして、3年になってからは簡単な実践問題を、そして今は本格的な英作文練習をしています。それぞれ英語力のある生徒諸君が様々な英文を書くので、その場で添削する私はエンジン全開で英文をチェックしています。(かなり大変です。)
勉強が進んでいる生徒さんが時々陥るミスは、難しい構文を使おうとすることです。勉強の過程で見た難しくてカッコイイ表現を使おうとするのですが、文法的に誤ってしまうのです。カッコイイ表現を使いたいという彼らの気持ちはよくわかるのですが、ミスすれば何の価値もありません。
模範解答ではなるべく易しい英文を使うようにしています。生徒諸君は「な〜んだ、それで良いのか」という感想をよく漏らしますが、つまらない文法ミスをせず、簡単な英文を使って表現することが本当の実力だと思います。また、課題の日本文を英訳する方法は一通りではありません。最善の英文が思いつかない場合に、次善の英文を考えるよう説いています。この代替策を考えることが社会での実務につながるのです。

(2003年10月30日) 【進路の選択】[▲ 先頭へ]
高1生の皆さんはもうすぐ文系・理系の進路を決める決断をしなければなりません。自分の人生にとって大切な決断です。この時期に、自分の将来のことをよく考えて欲しいです。昨年10月24日の「塾長からの一言」で触れた理系クラスの生徒さんは、結局文系に進むことにして、現在法学部を目指して受験勉強をしています。彼の場合は理系から文系へ移ったので、学校の数学の授業で受験に不必要な分野があるとはいえ、何とか対応ができる移行でした。しかし、文系クラスにいて理系学部へ進むことは現実的には無理です。
自分の将来を考えるに当たって、是非チェックして欲しい本があります。それは受験勉強で使う「赤本」です。入試過去問を掲載した赤色の本で大学受験生必携の本です。大学毎の赤本には大学案内のページがあり、各学部・学科でどんなことを勉強するか、卒業後の進路などの情報が掲載されています。とても参考になる情報です。
赤本は大学毎に発行される時期が異なりますが、今の時期はほとんどの大学の赤本が本屋の店頭に並んでいます。また古い赤本は各高校にも置いてあるはずです。ただし、高1生の皆さんが赤本を手に取るのであれば、入試過去問のページは見ないほうが良いかもしれません。高2生の皆さんにとっても文系・理系の学部を決めるに際して赤本の情報が役立つはずです。本屋や学校の進路コーナーでチェックして欲しいです。

(2003年10月23日) 【センター試験 英単語の発音問題】[▲ 先頭へ]
先週金曜日(10月17日)に大学入試センター試験の出願が締め切られました。1月17日・18日の試験本番まで三ヶ月をきっています。私は、来年の英語の試験に英単語の発音問題が出るかどうか注目しています。6問まである試験の第1問には毎年アクセント問題は出ていますが、発音問題は2000年までは毎年出題されていたのに、ここ3年間は出題されていません。
英語を話したり聞いたりするとき、英単語のアクセントだけではなく発音も重要です。昨年10月31日の「塾長からの一言」でも触れた通りです。そこでは “sit” と “shit” 違いをご紹介しました。公園の池に浮かぶ ”boat” と “buy” 「買う」の過去形・過去分詞形の “bought” の発音は違います。こういう発音の違いを勉強すれば、“L” と “R” の発音の区別にも注意が向くはずです。因みに、”rice”「米」のつもりで発音しても “lice” に聞こえるなら、その意味は「シラミ」になります。日本人の主食はシラミではありません!
その気になれば、2000語近くの英単語を覚える大学受験勉強の時に発音やアクセントをきっちり習得できるはずです。大学の英語の授業や社会に出た時にそれらを勉強する機会はほとんどないので、英単語の発音も勉強しなさいという意味を込めて、センター試験で出題して欲しいです。それが、将来の英会話につながります。

(2003年10月17日) 【おかげさまで5周年です】[▲ 先頭へ]
本日10月17日はサミット・ゼミの創立記念日です。一日一日の積み重ねで丸5年になりました。生徒さんや父兄の皆さんを始め、業者の皆さんのご支援の賜物だと感謝しております。本当にありがとうございました。大学時代に、「大谷は先生に向いている」と言った友人がいました。かなりの回り道をしましたが、毎日生徒さんと接するこの仕事は、確かに私に向いているようです。
5年の間には様々なことがありました。うまくいかないこともありましたが、私を駆り立ててくれたのは生徒さん達でした。志望校に合格した時の生徒さんの喜びはもちろんのこと、あることがわかった時の生徒さんの喜びの表情を見るのは私の喜びでもあります。生徒さんが懸命に勉強に取り組んで成果が出るのを見守ることは感動的です。
学習塾を運営する中でわかってきたこともあります。当たり前のことですが、それは基礎学力の大切さです。以前は、中学や高校のある時期にやる気になれば成績は容易に上がるのではないかと思っていましたが、どうもそうではないようです。成績が上がるための素地として基礎学力が必須です。即ち、計算力、読解力、英語の基礎です。基礎が出来ていて初めて学力の伸びがあります。「読み書きソロバン」とはよく言ったものです。基礎を大切にすることがキーワードの一つです。
第二のキーワードは「考える」ことです。世の中に出て処理しなければならない課題には教科書がありません。最善策を考えることが必要です。ですから中高生の頃から「考える」訓練を積むことはとても大切です。数学の応用問題や英作文、日本語の作文・小論文を通して「考える」力を養いたいと思っています。
ビジネス経験を話す時、生徒の皆さんは聞き入ってくれます。何故それぞれの勉強が世の中に出たときのために必要かを具体的に説明することは、生徒の皆さんの「やる気」につながります。この実社会との接点を大切にするつもりです。世の中の動きをしっかりウォッチするとともに自分の英語力の維持・向上にも努めて、サミット・ゼミに寄せて頂いているご期待に応えたいと思います。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

(2003年10月09日) 【教育を問う その14】[▲ 先頭へ]
一昨日(7日)中央教育審議会は学習指導要領の改正を求める答申を文部科学大臣に提出しました。学力向上路線を追認する内容で、ゆとり教育が見直されることになります。どこまで教えるのか、教科書はどうなるのか、低いレベルで教えられた生徒をどう救済するのか等、学校ではこれからかなりの混乱が起きるでしょうが、大きな方向性としては、ようやく正しい向きに戻りました。
昨年春の指導要領の改正(改悪)を強引に進めた文部科学省がどのように反省するのか見守りたいと思います。学校現場の状況を本当に理解していたのか、実業界がどういう人材を求めているのかを理解していたのかというような疑問があります。教科書の内容を3割も削減したことによる影響は小さくありません。
明治維新以来の官尊民卑の伝統のせいなのか、昨年春の学習指導要領の改正は文部科学省の独善と言えます。何故それを阻止できなかったのか、本当に悲しいです。文部科学省内のチェック機能の問題でしょうか、教育委員会を含めた教育界内部のチェック機能の問題でしょうか、いずれにしても被害者は生徒なのです。そして、それは将来の経済や社会に響いてきます。教育や経済の現実と文部科学省の間には官僚の壁が存在しているようです。

(2003年10月02日) 【中3の二学期】[▲ 先頭へ]
三学期制の中学では二学期の中間テストが迫っています。そしていよいよ来月には統一テストがあります。中間テストの勉強が終われば、統一テストに向けて中1からの勉強の復習をしなければなりません。統一テストを乗り越えると、12月初めの期末テストが待っています。まさに受験生であり、試練の時が続きます。
テストはそれぞれ大切ですが、中3二学期の各定期テストは、テスト範囲の大切さだけではなく、今後ほとんど復習の機会がないという意味で重要な意味を持ちます。冬休みは中学3年間分の総復習をしなければなりませんから、二学期の中間テスト範囲の復習に避ける時間的余裕は限られています。今回のテストは後から復習しなくても大丈夫という覚悟で臨む必要があります。
以前取り上げた微妙な理解や暗記ではなく確実な理解と暗記で試験範囲をマスターします。この確実な勉強の仕方だけでなく、連続するテストのプレッシャーに負けない自分を築くこと、時には気分転換で自分をうまくコントロールすること等を学んで欲しいです。これらは次の高校時代、さらには社会人になった時に生きるはずです。

(2003年09月25日) 【教育を問う その13】[▲ 先頭へ]
大学入試センター試験まで四ヶ月を切り、高3生の皆さんはかなりのプレッシャーの中にいます。受験科目が多い国公立大学志望の皆さんは時間の使い方で苦労しているようです。勉強が遅れている科目は追いつかないといけませんが、得意科目の勉強を暫く休んでいるとすぐに遅れが出てしまいます。時間との競争です。
ゼミの授業が終わって、ある高3生と話しました。彼の高校では補習のため8限まであり、学校が終わるのが17:00頃だそうです。学校が終わるのが遅いため自分の勉強時間がなかなかとれないとこぼしました。自分にとって効果のない補習には出席したくないが、出席が義務付けられているそうです。
生徒の勉強促進のための補習でしょうが、大学の受験勉強は、その範囲やレベルが大学の学部毎に違います。画一的な補習では満足できない場合が多々あるはずです。難関大学を狙う高3生にとって、レベルの高くない補習は時間の無駄でしかありません。それなのに何故、出席しなければならないのでしょうか?
学校側は親心のつもりかもしれません。中にはありがたいと思っている生徒さんもいるでしょうが、そうでない生徒さんもいます。当然、出席は自由にするべきです。より高いレベルの大学を目指して頑張っている生徒の足を引っ張っているという事実に高校側は気づいているのでしょうか? 自ら考えることのできる生徒さんは自分の勉強がしたいはずです。

(2003年09月18日) 【徹夜はダメ!】[▲ 先頭へ]
各中学では夏休み明けに実力テストや期末テストがありました。以前ここで紹介した中間テストで過去最高点を取った中3女子は実力テストを受けました。答案が戻されて個別反省会をしましたが、得意のはずの国語の成績が良くありません。
おかしいなと思い聞いてみると、試験の前の日は徹夜だったそうです。他の4科目のテストは何とかなったものの、国語のテストの時は眠気と闘ったとのことでした。数学の問題を解いていたら朝の5時になってしまい、少し眠ろうかと思ったけれども、結局はそのまま徹夜したそうです。自分の経験でも10代の頃は2〜3時間でも眠れば体は持つので、これからは少しでも眠ろうねと話しました。何でも自分で経験してみれば良くわかるので、彼女にとっては良い経験だったと思います。
数学の問題を解くのに集中して時間が経つのを忘れたのは素晴らしいことです。自分で考えるということを実践している証拠です。徹夜はいただけませんが…  9月初めに行われた模擬試験で彼女は自分の志望校の基準偏差値を越えて、またはにかんだ微笑を見せてくれました。この表情を見ると私もとてもうれしくなります。

(2003年09月11日) 【ロンドン(続)】[▲ 先頭へ]
一緒にロンドンへ行った3人の大学生が口を揃えて言ったことは、生の英語が聞き取りにくいということでした。受験勉強の時に英単語の発音・アクセントをしっかりチェックするように授業中繰り返して言った理由を本当の意味で理解してくれました。もちろん、発音・アクセントだけではなく、強く読んだり弱く読んだりするイントネーションも重要です。もっとも、生の英語を聞き取るためには、英語に慣れることが一番大切であり、発音・アクセント・イントネーションは英会話のための基礎になります。
入試で英語のリスニングを課す大学も既に一部ありますが、今の高校一年生が受ける2006年度のセンター試験からリスニングが導入されることは大きな転換点になると思います。英語の受験勉強の負担は増えますが、日本人の英語力向上という観点からは大いに期待できます。学校を出た時にある程度英語が使えるようになるきっかけになりそうです。
前回の塾長からの一言でも触れましたが、今回のロンドン旅行を機に、近い将来の使える英語を目指して高2クラスではリスニングの実践練習を行う予定です。また、私との英語でのやりとりを通じて、英語を話す練習もしたいと考えています。これだという教材が見当たらないので、自分なりに工夫するつもりです。

(2003年09月04日) 【ロンドン】[▲ 先頭へ]
生徒さん達も私も大変だった夏期講習を終えた後ロンドンへ行ってきました。今年大学に合格した人達の中の3人と一緒の海外研修(海外旅行?)でした。私はヤンキースの松井選手の応援でアメリカに行きたかったのですが、3人の内2人が初めての海外なので、やはり先ず世界を代表する大英博物館は見るべきだろうと思いロンドン行きになりました。
ミュージカルを見たり、サッカー・プレミアリーグの稲本選手の試合を観戦したりと内容の濃い旅行でしたが、私の関心の一つは難関大学に合格した彼らの英語がどれ位通じるかなということでした。なるべく私が前面に出ないようにして彼らが自分でコミュニケーションできるようにしました。何とか意思は通じたようですが、本物の生きた英語を聞き取ることはかなり難しいようでした。ビジネスの場面では少しゆっくり話してくれますが、地下鉄の窓口やホテルのフロントで接した普通の英語は慣れていないとなかなか聞き取れません。
我々は中学から英語を習い始めて高校卒業までに6年間学びます。しかし読み書き中心で「話す」「聞く」ことはほとんどできません。私も同様で、英会話が自由にできるようになったのは会社に入って仕事で使うようになってからでした。2006年度からは大学入試センター試験に英語のリスニングが導入されますが、「使える英語」の学習のきっかけになるでしょう。簡単な絵本のようになってしまった中学の英語の教科書の見直しやALTの効果的な活用など公教育の課題は多いですが、私自身は、特に高校クラスで時々行っていたリスニング・スピーキングの練習を増やしたいと考えています。

(2003年08月28日) 【地方の時代】[▲ 先頭へ]
インターネットでは様々なニュースをチェックできますが、先日「いいな」と思ったニュースがありました。「ドラゴンクエスト」を初めとする人気のゲームソフトを製作している会社が3つも福岡にあります。いずれも三十歳代の社長で、社員30〜70人の3社とも「福岡で勝負したい」と東京からの移転の誘いを断っているそうです。
通勤事情や生活環境を考えれば、東京や大阪の大都市に比べて地方都市は魅力があります。都会のストレスを感じなくても良い地方都市の住みやすさは私自身も実感しています。また、今は地方にいても通信手段や交通手段の問題はほとんどないので特段の不自由はありません。アイデア次第で地方で勝負できる時代になっています。
大都市圏だけにではなく地方にも優れた会社が増えれば優れた人材が地方に定住して、地方がより元気になり、本当の意味で地方の時代が到来します。北陸にも優れた会社はありますが、今後ますます活力ある魅力的な会社が増えればいいと思います。東京の大会社の人たちがわざわざ訪ねてくるような素晴らしい会社を創造できる人材を育てられればいいなと常日頃思っています。

(2003年08月21日) 【志望校(続)】[▲ 先頭へ]
前回の「塾長からの一言」で大学受験において志望校を早い段階で決めるべきだと述べました。それは高校受験でも同様です。特に、トップ校志望者は来春の受験までの長期にわたって「絶対○○高校に入ってやる」という強い意志をもち続けることが大切です。今後、学校の定期試験や実力テスト、模擬試験そして統一テストと数多くのテストがあります。時には悪い結果がでることもあります。その時にくじけないで勉強をすすめる推進力になるのは志望校合格に対する強い意志です。
高い目標に向って自分を奮い立たせることの重要性は、大学受験・高校受験だけではなくスポーツの世界でも同じです。また社会に出て活躍するための条件でもあります。高校受験での頑張りは大学受験につながり、大学受験での頑張りは社会人になったときの頑張りにつながります。私自身、社会人になって仕事で苦しくなった時、大学受験での頑張りを思い出して乗り切ったものです。
なお、受験において他人を押しのけてでも自分が上になるという考え方は関心しません。あくまでも自分に対する挑戦です。自分を高める、自分の実力を向上させるという意識を持つべきです。もちろん○○君、○○さんには負けたくないという気持ちは、切磋琢磨という意味で排除すべきものではないでしょう。

(2003年08月14日) 【志望校】[▲ 先頭へ]
今週のある高3クラスの後、一人の生徒さんが数学の質問で教室に残りました。質問に答えてからその生徒さんと少し話したのですが、イマイチ勉強に集中できない、すぐに眠くなるとのことでした。その生徒さんは成績も悪くなく真面目な高3生です。もしや、と思い、志望校をどこにしたか尋ねました。案の定ぐらついていました。志望校・志望学科が定まっていないために、何となく勉強するという状態で勉強に集中できていなかったのです。
私は高3の受験生になる前から志望校を意識しなさいと言い続けています。いろいろ調べ、考えて自分が入りたいと思う大学が志望大学です。その時点での成績は参考程度であまり関係ありません。志望校が明確になれば、現在の自分の成績を基準にしてどれ位勉強すべきかがはっきりします。本当にその大学に入りたいのであれば、後は勉強するのみです。
勉強の方法を間違えなければ、成績は必ず伸びます。伸びるか否かは本人次第で、自分の気持ちの入り方次第です。本当にその大学に入りたいと思って勉強に取り組めば成績は伸びますし、単なる願望であれば成績は伸びません。目標を設定し、その目標をどうしても達成するという強い意志があれば、その目標は適えられるものです。そうなると、勉強に集中できないとか眠くなるということはなくなります。

(2003年08月07日) 【夏期講習】[▲ 先頭へ]
夏期講習は今週で半分終わります。いつもより授業時間が長くなるので、授業そのものや準備のため大変です。生徒諸君も大変ですが、私も栄養ドリンクを飲みながら頑張っています。
中3生は週3回、一回3時間の体制で、通常の英語・数学・国語作文練習の他、普段はしていない理科・社会・国語読解練習もしています。11月に統一テストがありますが、新学期が始まると1、2年の内容を復習する余裕はなくなるので、この夏休みで今までの総復習をしなければなりません。
高校入試で結果が出なかった生徒さんに共通するのは夏休みの勉強が甘かったことです。まだ半年以上もあるという甘い考え方は通用しません。その時その時を大切にするべきで、勉強をするべき時に必要なことをしておかなければなりません。中3生にとっては、夏休み明けの模擬試験が一つの目標になります。

(2003年07月31日) 【微妙はダメ!】[▲ 先頭へ]
結構勉強しているつもりなのに成績が思ったほどには伸びない高校生がいます。高校での各科目は中学の時よりは相当レベルが高くなっているので、勉強の仕方が甘いと本当に分かったことにはならず、模試で期待通りの成績は残せません。表面を舐めているような勉強の仕方は通用しないのです。
自分自身の経験でも、現役の頃、英語の成績は決して悪いわけではありませんでしたが、ある有名私大の入試で40点しかとれませんでした。その頃は、英単語の暗記がイマイチ甘く、英文法をマスターしきれていませんでした。自分の力に自信がなかったので、おっかなびっくりという感じでの受験でした。勉強の土台が弱いと難関大学の入試には通用しません。
ゼミでの授業中、あることを説明して生徒さんに「わかった?」と確認することがよくあります。その時に首を縦に振るわけでもなく横に振るわけでもない仕草をする人がいます。斜めに首を傾けるのです。尋ねると「ビミョー」と答えます。この理解の仕方では分かったことにはなりません。自分でしっかり納得することが必要です。
英語にしても数学にしても、自分で「考える」ことが必要です。問題の解説を表面的に聞いたり読んだりするだけでは真の実力にはなりません。考えて納得することが揺るぎない実力につながります。

(2003年07月24日) 【教育を問う その12】[▲ 先頭へ]
夏期講習に入って中3クラスでは理科や社会の総復習をしています。昨年春に教科書が変わったため、理科・社会の夏期講習内容の見直しをしていたところ愕然としてしまいました。
先月、中3諸君に世界の国々のうちどんな国について学んだかを尋ねたところ、アメリカ・マレーシア・フランスの三カ国を習ったとのことでした。何故たったの三カ国なのか、何故マレーシアなのか、冗談じゃないと思い、本屋で教科書の現物を調べたのですが、社会の「世界の国々の調査」ではアメリカ・マレーシア・フランスの三カ国だけが取り上げられていました。
その三カ国についてはそれなりに説明がされていましたが、余りにも学習のレベルが低すぎます。今日では世界の国々が密接に結びついています。ましてや日本は貿易なしでは生きていけません。世界の様々な国々について勉強すべきことは当然のことです。日本の原油はアラブ首長国連邦やサウジアラビアから、天然ガスはインドネシアから多くを輸入していますが、中学生の皆さんは、それらの国々がどこにあるのかわかるのでしょうか。北島康介が世界新で優勝した水泳の世界選手権が開催されているスペインのバルセロナがどこにあるのかわかるのでしょうか。
高校に入ると地理を習わない場合もあります。中学で学ぶ知識が貧弱で、高校では習わないという状態で社会に出たときには、本人およびその会社の双方が不幸になってしまいます。由々しき問題というべきで、見過ごすことはできません。どのような対応ができるかと悩んでいます。

(2003年07月17日) 【勝負の夏】[▲ 先頭へ]
今日は7月17日。来年の大学入試センター試験は1月17日・18日なので、丁度6ヶ月です。今週のある高3クラスで「あと丁度6ヶ月だよ。」と言ったところ、お〜という声が上がりました。高3の受験生になって3ヶ月余りしか経っていないので、残り6ヶ月という響きが意外だったようです。
高3生は、石川県下の各高校が共通に受ける統一模試として5月に記述式模試、6月にマーク模試、そして今月記述式模試を受けています。5月と6月の模試の結果を見ているとそれぞれに課題があります。今年の春に大学受験で成果を収めた生徒さん達から後輩諸君へのアドバイスをもらって、3〜4月に新高3生諸君に紹介していたのですが、なかなかうまくはいきません。
一般的に言って、勉強の進んでいない科目や分野を抱えています。国語の古文・漢文や理科・社会の各科目での出遅れが目立ちます。数学では分野毎の得点に差が出ています。私と一緒に勉強している英語で得点が伸びない不届者も若干名います。
今年ある難関大学に合格したO君は、苦手科目をなくした上で、自分の得意科目が2〜3科目あると余裕を持って試験に臨めるというアドバイスをしてくれています。この夏休みは苦手科目や苦手分野を克服する最後のチャンスです。勉強あるのみです。

(2003年07月10日) 【中学生の犯罪】[▲ 先頭へ]
長崎で4歳の男の子が12歳の中1男子に誘拐、殺害されました。何故こんな痛ましい事件が起こるのだろうと絶句しました。事件の背景がこれから明らかにされていくでしょうが、どんな家庭だったのだろうか、成績は良いとはいうものの学校ではどんな生活を送っていたのだろうか、何故いつも幼児と遊んでいだのだろうか等多くの疑問があります。
沖縄の中2生殺害事件でショックを受けた直後の事件で、世の中がどのようになっているのかと思わざるをえません。何年か前の神戸市須磨区の事件も衝撃的でしたが、何故このように少年犯罪が続くのでしょうか。少年犯罪の原因の特定は難しいでしょうが、少なくともそれぞれの事件の分析を通して原因を見極め、その対処法を実践しなければ、このような事件は継続してしまいます。
毎日中高生と接する私としては、一人一人となるべく多くの会話をしたいと考えています。テスト後の個別反省会(中学生)や、学校毎の定期テスト対策時(高校生)に一人一人と話し、電子メールで相談にも乗っていますが、まだ足らないかもしれません。何か問題を抱えている生徒さんは何らかの信号を発しているはずなので、それを見落とさないようにするつもりです。

(2003年07月03日) 【授業時間数の確保】[▲ 先頭へ]
文部科学省の調査によると、新学習指導要領が導入された昨年度、全国の小中学校は運動会や文化祭などの学校行事に充てる時間を減らして授業時間の確保に努めたそうです。(7月2日付け日本経済新聞)石川県でも授業時間を確保するため二学期制を導入する学校が増えてきているようです。
このような記事を目にする度に、授業内容の方はどうなっているのかと思います。総時間数が減ったにしても、効率的に授業を行えば問題はないはずです。昨年度、ある三学期制の中学は中間テストをなくしましたが、教科書がなかなか進みませんでした。授業時間数の問題ではなく授業の進め方に問題がありました。
時間数の問題にしても、授業の進め方の問題にしても犠牲になるのは子供達です。本当に時間数が足りないなら制度を早急に改めるべきですし、授業の充実という運用面でカバーできるならそうなるように努力するべきです。