■ 過去の『一言』(2001〜2017)
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(2003年 1月 〜 2003年 6月)


(2003年06月26日) 【吉田義男先生】[▲ 先頭へ]
三学期制の中学では一学期の期末テストが近づいています。数学のテスト範囲は、中2が連立方程式、中3が多項式(式の展開)・因数分解です。今はテストに備えて夫々の分野の練習問題を解いています。ほとんどが計算練習ですが計算ミスが目立っています。かなりレベルの高い生徒さんでも計算ミスがあります。
中学・高校時代の私の得意科目は数学でした。難しい問題で得点できないことはありましたが、計算ミスはほとんどしませんでした。計算ミスがなかったのは吉田義男先生のおかげだと思っています。吉田先生は中学一年の時の担任で数学の先生でした。中1の一学期の間、毎日授業が終わってホームルームの時、計算練習のプリントをやらされました。正負の数、文字式、方程式の計算を徹底的に練習したわけです。もちろん、「え〜っ、今日もやるの〜」とブーブー文句を言っていましたが、その効果は絶大でした。吉田先生は私にとっての恩人のお一人です。
今の生徒さん達を見ていて、計算練習が絶対的に不足していると感じます。一学期の計算分野では解き方は誰でも知っていますが、解き方を知っていることとミスなく計算できることとは違います。教科書とワークの計算問題を全部解いたとしてもテストではせいぜい70点位しかとれません。それ以上に計算練習を重ねて初めて、本当に「できる」になります。今日も吉田先生のことを思い出しながら生徒さんに接するつもりです。

(2003年06月19日) 【トマトとメロン】[▲ 先頭へ]
「トマトがトマトであるかぎりそれはほんもの トマトをメロンに見せようとするからにせものとなる」相田みつをさんの言葉です。自分を大きく見せよう、自分の実力以上に見せようとすると失敗するという意味でしょう。
高3生の皆さんは、5月に行われた記述模試の結果が返り、先週末には高3になって初めてのマーク模試がありました。今月初めに総体が終わって本格的な受験勉強シーズンが始まっています。自分がトマトになるのか、メロンになるのかの瀬戸際です。そして、それを決めるのは運命の力ではなく自分自身の力です。よりレベルの高い大学に進むことは人生の全てを決めるわけではありませんが、努力する過程で自分自身が厳しく鍛えられて、社会に出てからの活躍につながります。
来年の大学受験は、1月17、18日のセンター試験から始まります。センター試験まで七ヶ月間。これからの人生に大きく影響する関門まで、自分自身との闘いが続きます。「天のまさに大任をその人に下さんとするや、必ずまずその心志を苦しめ、その筋骨を労せしむ。」孟子の一節で、私の浪人時代に河合塾の先生から頂いた言葉です。

(2003年06月12日) 【クラス会】[▲ 先頭へ]
先月末、大学のクラス会がありました。出席者が近況報告をする時、中高生への一言を付け加えてもらいました。因みに、私はクラス会の世話人的役割を担っています。Eメールのおかげで金沢にいても特に不便ではありません。
中高生になると親とはあまり話さなくなるので、「もっと父親と話をして欲しい」という切実な気持ちを語った友人がいました。中には「勝手に生きていけ」とあきらめの心境の友人もいました。会社のみならず家庭内の人間関係もなかなか難しいようです。
我が同期で初めて「代表取締役社長」の肩書きがついた友人がいました。ヘッドハンティングで、ある大企業の子会社の社長になったそうです。彼は、「正義と合理性は自ら判断する人間になって欲しい」と語りました。昔から遊び人で通っている彼がいつになく真面目で難しい話をしたので、一同シーンと静まり返りましたが、鋭い指摘でした。やはり「考えること」がキーポイントで、我が意を得たりと思いました。
東京から帰って、クラス会の話を生徒の皆さんに紹介しましたが、「正義と合理性」とヘッドハンティングの話は高校生の皆さんにかなりの説得力で迫ったようです。

(2003年06月05日) 【中間テスト】[▲ 先頭へ]
うれしいことがありました。ある中3生が頑張って彼女にとっての過去最高点をとりました。5月後半に行われた一学期の中間テストの成績です。数学や理科が苦手な彼女は中3になるまでは、それらの教科のテスト勉強に力が入りませんでした。しかし、3月から私と一緒に勉強し始めてからは、数学に対する意識が少しずつ変わってきていました。嫌だから勉強しない→勉強しないから成績が芳しくない→成績が悪いからますます嫌になる、という悪循環から抜け出せたのです。
中間テスト前は、全ての科目で手抜きをせず、試験勉強をしっかりするように言い続けました。昨年度は私自身が少し甘かったという反省もあり、彼女たち中3生には厳しく接していました。ちょっと厳し過ぎるかなと思うことも度々でした。
真面目な彼女は私の話をしっかり聞いてくれて頑張りました。個別反省会では、うれしそうな表情を見せてくれました。頑張って良い成績をとった生徒さんの少し照れたような笑顔を見ることは、私にとって最高に仕事のやりがいを感じる時です。涙が出そうになることもあります。「やればできる」を実践できた彼女が今後どのような成長を見せてくれるのかとても楽しみです。

(2003年05月29日) 【陶芸教室】[▲ 先頭へ]
昔から興味があった陶芸を少しかじっています。基礎を教えてくれる教室に通い始めて一ヶ月になり、お猪口、湯呑み、角皿、マグカップ等を作りました。先日は初めてロクロに触れました。陶芸教室に通い始めてからは、これまでほとんど目を向けなかった陶磁器に関心を持つようになりました。どのように作ったのだろう、どんな土を使ったのだろうとかです。陶磁器の展覧会の案内にも目が行くようになりました。
大げさのようですが、自分の世界が少し広がったような気がします。何かにチャレンジすると何か新しいものを発見したり感じたりするという当たり前のことを実感しています。自分の世界が広がると人生はより楽しく豊かになります。
生徒の皆さんには、勉強や受験を通じて、知識を広げることの楽しさや自分の可能性に挑戦することを伝えたいと思っています。先日、英語の教材の中にジョン万次郎が出てきた時、江戸末期土佐の国の漁師だった万次郎がアメリカに渡り、とうとう江戸幕府の通訳になって活躍した話をして、歴史の勉強の面白さを伝えました。勉強することは地道な努力の積み重ねで決して楽なことではありませんが、自分の可能性に挑戦し、人生を有意義にするための基本です。

(2003年05月22日) 【学校の雰囲気】[▲ 先頭へ]
朗報です。アクタス6月号に高校別大学合格者数の一覧が掲載されました。大学合格者数を公表しないという三年前の石川県高校長会の悪しき申し合わせは撤回されたようです。ようやく本来あるべき姿に戻りました。
金沢と羽咋に教室がある私にとってとても残念だったのは、羽咋高校の今春の金沢大学合格者が15名だったことです。10年前は40〜50名の合格者を出していたのに、ここ数年は減少傾向にあり、今年は昨年に続いて10名台でした。今年の15名は過去最低かもしれません。七尾高校は、羽咋高校と同じような減少傾向にあり昨年20名まで落ちましたが今年は41名に復活しています。
羽咋教室の高校生はほとんどが羽咋高校の生徒さんです。私は、高2の冬休み位から大学受験を意識するように話していますが、金沢の高校生と比べて羽咋の高2・高3生諸君の考え方が甘いことは明らかです。学校の友人とは仲良くするべきだけれど、勉強面では全国模試を通して目を全国に向けておくようにいつも話していますが、なかなか実行できず勉強が疎かになります。その結果、高校入学時点では泉丘や二水レベルの生徒さん達の成績が落ちていきます。
問題は学校の雰囲気だと思います。昨年初冬の頃、羽咋のある高3生が、「先生、俺、大学に落ちるかもしれない。」と言い、何でそのようなことを言うのかと尋ねたところ、周りの友人が皆そう言っていると答えましたが、それは氷山の一角でしょう。昔は七尾高校と試験の対抗戦をしていたそうですが、そのような生徒のレベルアップを図る方策が必要な状況になっています。地域の進学校として是非頑張って欲しいです。

(2003年05月15日) 【数学がやばい!】[▲ 先頭へ]
今年3月の石川県公立高校入試の平均点が、少し前の新聞で紹介されていました。英語60.3点、数学49.6点、国語60.8点、理科60.8点、社会63.0点、五教科合計の平均点は295点で昨年よりも1点低くなりました。全体的にやや易しすぎるのではないかとも思いますが、教科書の内容が削減されているので仕方ないでしょう。
英語・国語・理科・社会は教育委員会のほぼ狙い通りの平均点だったと思います。問題は数学です。今年の問題は明らかに昨年よりも簡単でしたが、平均点が昨年より2.6点下がりました。これは深刻な問題です。ソロバンを生み出した日本人の数学の能力が低下傾向にあるのです。サミット・ゼミでの日頃の授業の中でも数学が課題の科目です。5教科合計で400点を越えるような生徒さんでも数学を苦手にしている人がいます。
数学の授業で特に気づくのは、計算のケアレスミスと方程式の応用問題への苦手意識です。ケアレスミスに関しては、問題を解く練習が不足していることと途中式をしっかり書かないことが原因です。応用問題はほとんどの中学生が苦手にしています。じっくりと問題を考えることができていません。計算問題を解く練習にしても応用問題を考える習慣にしても、小学校段階での基礎的練習が不足していると思います。
12日に文部科学省が全国学力調査の分析結果を公表しましたが、計算力や考える力の低下が読み取れます。学力低下という一般的な状況で、私一人でできることには限りがありますが、通ってくれる生徒さん達には全力で接したいと考えています。キーワードは、「反復練習」と「考えること」です。

(2003年05月08日) 【教育を問う その11】[▲ 先頭へ]
三学期制の中学では今月後半に中間テストがありますから、昨日の金沢・中3クラスで教科書の進行を確認しました。英語 New Horizon 3 は Warm-up(page 2-3) に続いて Unit 6 まであり、Unit 1 では大切な「受け身」の言い方を習います。中3クラス6名の内、3名の生徒さんはまだ Warm-up の個所で Unit 1 に入っていませんでした。修学旅行があったとはいえ新学期がスタートして既に一ヶ月が経過して、まだ2ページしか進んでいないのです。彼らは数学も2〜3ページしか進んでいません。
週に3回ある英語の授業で何をしているの?という質問に、ある生徒さんは「さぁ〜」と答えるばかりでした。あっけにとられました。彼らが習っている先生が会社を経営しているとすれば間違いなく倒産です。そして犠牲になるのは生徒の皆さんです。校長先生はこうした状況を知っているのでしょうか?
学校週五日制になって授業時間の確保が大変だと言われています。二学期制にしたり、中間テストや実力テストが廃止されたりしています。しかし、その前に授業の密度の議論はされたのでしょうか? 授業の進捗管理の議論はされたのでしょうか? 教育現場が歪んでいます。生徒さんの潜在能力が生き埋めにされています。

(2003年05月01日) 【訪ねてみたい小京都】[▲ 先頭へ]
先週土曜日の日本経済新聞・NIKKEIプラス1の「何でもランキング」のテーマは「訪ねてみたい小京都」でした。金沢は、萩・尾道・津和野を押さえてトップにランクされました。土曜日の朝それを見た時は、人気のある金沢に住めることがうれしかったのですが、高校クラスの皆さんは違う感想を持ちました。
高3クラスの休憩時間に新聞を取り出して生徒の皆さんと話したところ、何故金沢が一番なの?という意見がありました。「ひがし茶屋街」や「長町武家屋敷跡」と言っても金沢の極々一部でしかないということでした。私も「ひがし」の雰囲気は好きですが、確かに100m位の通り一本です。「ひがし」や長町を見て金沢全体をイメージすることはできません。
また、何故「小京都」と言われなければならないのか?という意見もありました。金沢は金沢で京都とは違う、小京都と呼ばれることに抵抗があるということです。鋭い指摘です。「小京都」という言葉は、その都市の独自性を否定している響きがあります。地方の時代の発想ではありません。
何人かの人が自分の意見を言ってくれたことがうれしかったです。自分の意見を持ち、それを発言することは大切なことです。若い世代が、自分たちの問題として地元のことを考え、そして行動してくれればいいなと思います。

(2003年04月24日) 【富山の高校御三家】[▲ 先頭へ]
アクタス5月号に東大合格者に関する記事がありましたので、私なりに触れてみたいと思います。近年は開成・灘・ラサール・麻布という私立の中高一貫校が数十名から百数十名の実績をあげており、地方の公立校の地盤沈下減少が起きています。東大の募集は3 243 人で、日本全国と石川県の人口比率で言えば、本来32名位の合格者がいてもおかしくはありません。今春の合格者は石川県21名、富山県49名で、富山は健闘が光り、石川の実績は見劣りがします。
富山県は富山中部19名、高岡19名、富山9名という御三家が頑張っています。3校は連携を密にしてノウハウを共有し、相乗効果をあげているそうです。切磋琢磨の模範のようです。大学入試において東大合格は絶対的なものではありませんが、その県の大学進学全体をリードする役目があると思います。また、将来的には地元と中央を人的につなぐ役割も担います。ですから、然るべき数の合格者は出す必要があるでしょう。
アクタスの記事は、「御三家が東大受験を引っ張る富山県に、石川県がもう一度追いつく日はくるのだろうか。」という文で結ばれていましたが、私は、そんな日は来ないと断言できます。石川県の高校の姿勢が甘いからです。3年前に石川県の高校長会は、各高校は大学別合格者数を一切公表しないことにしました。切磋琢磨の否定です。高校生の伸びる芽をつぶしているようです。
幕末に我が加賀藩は目立った活躍をしませんでした。百万石の加賀藩はイギリスから最新鋭の軍艦を購入しましたが、その船を動かす人材がいなかったそうです。IT、バイオ、ナノ等技術はもの凄い勢いで進んでいますが、どういう場合でも鍵を握るのは人材です。そして人材は鍛えなければ伸びません。

(2003年04月20日) 【ライバルは全国の進学校】[▲ 先頭へ]
泉丘高校は4月8日の入学式に先立ち、3日に新入学生を対象にしたオリエンテーションを開いたそうです。校長先生と教頭先生が、自宅学習は最低一日3時間で予習と復習を徹底させること、三年後の大学受験で競い合うことになる他県の有名進学校の生徒を常に意識しながら授業や家庭学習に取り組むことを話されたと新聞報道されました。
高校受験から解放されてのんびりモードになっていた新入学生は驚いたかもしれません。高校生活を充実されるためには学校行事や部活動に積極的に取り組み、そして友人と大いに語ることが必要です。しかし学生の本分を忘れてはいけません。高校で必要な勉強を考えた時、上記の校長先生・教頭先生のお話は的を射ています。私も、能登の進学校の生徒諸君には、友だちとは仲良くするべきものの常に全国模試での成績を意識するように常々話しています。
自宅学習の時間については、学年数プラス2時間(1年生ならば1+2で3時間)と話されている先生もいらっしゃるそうです。高校1年生や2年生で3〜4時間は多いように思えますが、英語や数学の予習や宿題を真面目にすればそれ位の時間はかかります。まして苦手科目を克服しようと思えば更に時間はかかるでしょう。お茶を濁したような勉強の仕方では本当の実力は養成されません。一つ一つの課題に真摯に取り組めばどうしても時間はかかります。その蓄積が実力を伸ばします。学問に王道なし。ローマは一日にして成らず。

(2003年04月10日) 【素直さ】[▲ 先頭へ]
学力が伸びるための条件として「努力」や「考えること」と並んで、「素直さ」も挙げられると思います。このことが一番端的に現れるのが国語の文章読解です。
文章読解のキーポイントは、筆者が言いたい内容を素直に読み取ることができるか否かです。ある事を他人に伝えたいから人は文章を書きます。それを読む我々は、自分の考えは差し挟まずに素直に筆者の言いたいことを把握します。これが実践できれば中学レベルでも高校レベルでも現代文読解はOKです。
そして、これは数学の方程式の応用問題につながります。応用問題では、書いてある内容を素直に式にすることがポイントです。書いてある通りに式を立てます。数学というより文章読解力即ち国語力が問われます。
上記の他、先生の説明を素直に理解すること、問題が解けたら素直に喜べること等、勉強において「素直さ」はとても大切な要素です。何でもかんでも無批判に受け入れる姿勢は良くありませんが、少なくとも学力が伸びるために「素直さ」は最重要の要素の一つです。

(2003年04月03日) 【わかる喜び】[▲ 先頭へ]
ある頑張屋さんの中学生がいます。彼女はいつも熱心に話を聞いてくれ、懸命に問題に取り組みます。難しい問題を解いていてわからなくなった時、ちょっとしたアドバイスで答えがでる場合がありますが、そのような時彼女はとてもうれしそうな表情を見せます。私までうれしくなるような笑顔です。
物事がわかる喜びとでも言うのでしょうか。難しい問題が解けるようになれば、勉強は面白くなります。さらに数多くの問題を解きたくなります。「わかる喜び」はちょっとした感動です。感動のある人生は楽しいように、勉強する過程で感動できれば勉強は楽しくなります。学校のテストで、試験勉強をしっかりすれば良い成績がとれます。80点を越えれば達成感が得られ、90点を越えればとてもうれしいものです。また頑張ろうという気持ちになります。
ある事に一生懸命取り組み、達成感が得られると人は感動できます。勉強でも同じです。勉強で達成感が得られ感動を味わえれば、その後の頑張りにつながります。そして学力はますます向上します。その際のキーワードとして一生懸命取り組むことの他に素直さが挙げられると思います。勉強において素直さは大切な要素です。このことについては次回の「塾長からの一言」で取り上げるつもりです。

(2003年03月27日) 【小柴先生のお言葉】[▲ 先頭へ]
少し前の地元紙に昨年ノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊先生の言葉が紹介されていました。「受動的認識能力と能動的認識能力の掛け算で、人間の総合的な能力が決まるように思う。」という言葉です。受動的認識能力とは学校で覚える知識のことで、能動的認識能力とは実社会で必要とされる自分で考えることです。
ですから、どれだけ色々な知識があっても考える力(能動的能力)がゼロであれば結果がゼロになり、考える力や意欲はあっても知識がまったくなければ結果はゼロになります。先生は、「小中学校の段階では、能動的に考えろといっても、使える材料がまだない。本気で能動的な認識を育てるのは、大学三年ごろからが一応の目安になる。」「記憶能力が高い小中学校の時期に、新しい外国語、数学の公式など覚えられるだけ、覚えさせるのがその子のためだと思う。」と話されているそうです。
さすがに小柴先生で説得力のある指摘だと思います。小中学校で様々な素材を覚えなければならないことには大賛成です。「考えること」については、本格的実践は大学に入ってからだとしても、中学校の段階で、数学の応用問題・証明や国語の読解等の分野で少しずつトレーニングしていくことが大切だと思います。大学に入ってからいきなり「考えなさい」と言われても、それは無理なことですから。
中2クラスで、英語の問題練習の中に3年生分野で出てくる内容が入っていたことがありました。どうしようかなと思いましたが、思い切ってその英文の内容を説明しました。生徒さんたちは興味を持って説明を聞いてくれ、しっかりとノートをとっていました。彼らの知識の吸収力に驚かされました。小柴先生のご指摘はまさのその通りです。

(2003年03月27日) 【大学入試結果のお知らせ】[▲ 先頭へ]
神戸大学工学部1名、新潟大学医学部1名、新潟大学歯学部1名、富山大学工学部1名でした。

(2003年03月20日) 【情熱そして行動】[▲ 先頭へ]
3月18日公立高校入試の合格が発表されました。一年間しっかり頑張り通した生徒さん、倍率上昇を乗り切った生徒さん、推薦入試でうまくいかなかった高校に見事に合格した生徒さんからは感動をもらいました。連絡を下さったお母さん方の電話の向こうの涙がとても印象的でした。一方、残念な結果に終わった生徒さんもいました。もっと厳しく接するべきだったのか、自分の至らない点は何だったのか等いろいろと考えさせられました。
大学入試の後期日程試験の合格発表はこれからですが、大学入試、高校入試の結果からは、自分の志望を明確に意識して努力を積み重ねた生徒さん達が栄冠を手にしました。生活リズムに対する配慮も必要だったと思います。これらの受験生としての「当たり前」のことを着実に実行できるか否かがポイントでした。高校入試の合格発表のすぐ後に、希望が適わなかった生徒さんが挨拶にきてくれましたが、彼が言った「甘かった」という言葉が象徴しています。
上杉鷹山の「為せば成る。為さねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり。」という言葉を私は大好きです。特に、最後の部分が気に入っています。何事も自分次第ということです。ある事を達成するためには、それをやり遂げる行動が大切です。これを支えるものとして目標を達成しようという情熱があります。

(2003年03月18日) 【公立高校入試結果のお知らせ】[▲ 先頭へ]
泉丘1名、錦丘2名、金沢商業1名、七尾(理数)1名、羽咋2名、鹿西1名でした。

(2003年03月13日) 【大学受験】[▲ 先頭へ]
先週末から今週初めにかけて国公立大学の前期日程試験の合格が発表されました。私にも嬉しい連絡が入っています。誰でも調子の良い時とそうでない時があります。苦しそうにしながらも懸命に頑張っていた姿が思い出されて、私も感動的な喜びに包まれました。
高校入試は人生における初めての関門であるだけに、一つの大きな試練です。二番目の関門である大学入試は、全国の受験生を相手にし、必要な勉強量が大きいので高校入試以上に厳しいものがあります。しかも、地元大学への共同出願の場合を除いては、自分の周囲は全て見知らぬ受験生という状況の中で受験しなければなりません。この厳しい大学受験を見事突破したことは大きな自信になります。
新年度は高3クラスが三つで十数人の大学受験生を抱えます。この一年間で各生徒さんの実力が伸び、来春には彼らの目標が達成されているように私もしっかり頑張るつもりです。人生において大学入試は非常に大きな意味を持ちます。その責任の重さに身が引き締まる思いです。これまでの経験と更なる創意工夫で充実した授業を提供しようと気合を入れています。

(2003年03月06日) 【受験の春】[▲ 先頭へ]
国公立大学の前期日程試験の合格発表は今週末から来週初めに予定されています。石川県の公立高校の入試では3日(月)に倍率が確定して、いよいよ来週火曜・水曜日が入試です。受験の春が本番を迎えています。
多くの中3生諸君の今の気持ちは、早く終わって欲しいとのことです。彼らにこの一年間で一番辛かったのは何時かを聞くと、11月の最初の統一テストの時、12月初めの期末テスト・実力テスト・模擬試験が続いた時、1月の統一テスト前の冬休みというような答えが返ってきました。
1月中は苦しそうな表情を見せていた彼らも2月の半ば頃からは落ち着いた表情を見せるようになりました。開き直りの心境に至ったようです。面白いことに(失礼!)、今度はお母さん方が落ち着かなくなってきました。お母さん方から相談の連絡がある時は、ごく普通にしていて下さいと話すのですが、なかなか難しいようです。
高校入試まで残すところ五日間。終わり良ければ全て良しです。生活のリズムを朝型にし、体調に気をつけて万全の態勢で望んで欲しいものです。

(2003年02月27日) 【高校出願倍率】[▲ 先頭へ]
石川県の公立高校入試の出願が2月25日に締め切られ、昨日の朝刊に出願状況が掲載されていました。今年のポイントは定員削減と小論文です。定員削減される錦丘・野々市明倫の倍率は上がるとして、小論文が課される二水・錦丘の倍率に変化があるかどうかを注目していました。
今日から3月3日までの志願変更で若干変わるでしょうが、錦丘・野々市明倫の倍率は予想通り上昇しました。但し、錦丘の倍率は二年前までの水準に戻った程度です。野々市明倫の倍率上昇は予想の範囲を越えるものではありません。今年の特徴は、泉丘の倍率上昇です。ここ数年間で最も高い1.38倍でした。若干の変動はありましたが例年1.1倍台でしたから、この倍率は驚きでした。
二水の倍率が下がって泉丘の倍率が上がっていますから、小論文を嫌った受験生が志望レベルを高くしたのかもしれません。本当のところはわかりませんが…
受験生の皆さんや父兄の皆さんにとって出願倍率は大変気になるものです。しかし、これまで努力してきた成果を出すことができれば結果はついてきます。今は様々な情報に気を取られることなく、3月11、12日に全力を尽くすことだけを考えて欲しいです。体調管理を怠りなく!

(2003年02月20日) 【勉強に対する心構え】[▲ 先頭へ]
今日から石川県の公立高校入試の願書が受け付けられます。3月11日の入試まで半月余りとなりました。高校受験生の皆さんはラストスパートの期間です。
今月実施された最終の模擬試験の結果が出揃いました。当たり前のことではありますが、実力を反映した結果になっています。昨年11月の統一テストの時期からはほとんどの中3生が勉強していますから、自分の成績(偏差値)を伸ばすことは容易ではありません。平均的な努力以上の努力を重ねて初めて偏差値を伸ばすことができます。
1月、2月の模擬試験の結果に首をひねる生徒さんがいます。自分ではそれなりに勉強しているつもりなのに、期待したほどの成績の伸びがないからです。その原因は上記の通りですが、彼らに共通する特徴があります。小学校から中2の一学期位までちょっと勉強をしただけでそこそこの成績が取れていたのに、3年生になると少々努力をしても成績が思うほどには伸びないのです。彼らはちょっと勉強すれば大丈夫だと、甘く考えています。
頭の回転は悪くないのに成績が伸びないことの大きな原因は努力不足です。中学の勉強は中2から難しくなります。英語の不定詞・助動詞、数学の一次関数あたりからです。これらの分野は然るべき努力をして学習しなければなかなか理解することはできません。
授業をしっかり聞いて、定期テスト前はきちんと勉強するという習慣がついていれば成績は必ず伸びます。しかし、やるべき時にやる習慣がなく、少しやれば何とかなるという甘い姿勢では成績は伸びません。勉強が難しくなる前の段階、即ち小学校や中学校初期の段階で勉強に対する心構えができていることが重要だと思います。

(2003年02月13日) 【カボチャが並ぶ?】[▲ 先頭へ]
今週は多くの私立大学で入学試験が行われています。国公立大学の前期日程試験までは10日余りとなりました。
1月の大学入試センター試験の時は、高校単位で申し込みますから、受験生の皆さんは学校の友人に囲まれて試験に臨むことができました。しかし、私立大学や国公立大学の入試では、一部を除いて個別に申し込むので、見知らぬ受験生に囲まれて試験を受けることになります。
この状況では落ち着いて問題に取り組めるか否かがポイントになります。私の浪人時代、入試が近づいた頃に河合塾の先生から、先ず深呼吸を数回繰り返し、次に周囲を見渡してカボチャが並んでいると思えばよい、そうすれば落ち着くことができると言われました。そして、試験会場で実践しました。最初に受けたある私立大学の入試で、左後ろのある受験生の顔が真っ青になっていて、「彼、相当に緊張しているな」と思ったことを今でも覚えています。
カボチャが並んでいるというのは自分本位で大変失礼な思いようです。しかし、大学入試という特別な雰囲気での自分の落ち着け方として、神様にも許して頂けるでしょう。天命を待つためには人事を尽くさなければなりません。試験会場で人事を尽くすために平常心で臨んで欲しいものです。

(2003年02月06日) 【教育を問う その10】[▲ 先頭へ]
昨日・今日は先週金曜日に実施された私立高校入試の合格発表の日です。例年この時期に中2生の実力テストが行われていました。しかし、今年は中学によっては実力テストが実施されません。
例年実施されていた実力テストは、冬休み中の勉強を前提として2年生二学期までの全範囲を対象にしたものでした。生徒の皆さんにとっては大変ではありましたが、既習範囲を復習して3年生の勉強につなげるという重要な意味がありました。しかし、その大切なテストを実施しない中学があるのです。
何故、実力テストをしないのでしょうか。金沢のある中学は、一学期、二学期の中間テストをしませんでした。その理由は、学校週五日制になって授業時間が確保できないということでしょう。実力テストをしない理由も多分同じでしょう。
私は学校の授業のやり方に大きな問題があると考えます。学校では一年間の授業スケジュールがうまく機能していないようです。特に一学期の教科書の進み方は異常に遅いです。因みに、英語の教科書で本来クリスマスの頃に学ぶべき個所が1月末に教えられていました。
授業の進捗がしっかりと管理されていれば、テストができないという異常事態は生じえません。冬休みの勉強を前提にした中2の実力テストがなければ、その分生徒の皆さんの教科書理解度は落ちます。そして、それは中3の勉強に影響します。学力低下を招いている原因の多くは教える側にあると思わざるを得ません。

(2003年01月30日) 【産業界の公教育不信】[▲ 先頭へ]
2003年になり早や一ヶ月が過ぎようとしています。今年になってから、エッと驚いたニュースがありました。トヨタ自動車・中部電力・JR東海の三社が中高一貫校を設立する計画を明らかにしました。進学一辺倒で知識を詰め込む教育ではなく、独創的な人材を育成することを目標にした学校にするそうです。現在の日本で最強の企業が公教育に“No!”という姿勢を示したのです。
確かに、今の学校教育では独創性は育たないでしょう。きちっと「考える」ことをしていないからです。それは子供達が悪いのではありません。そのような教育をしていないのです。中学における方程式の応用問題、三角形の合同・相似の証明、様々な分野の融合問題では、考える訓練ができるはずです。高校では特にそうでしょう。
社会に出て直面する課題は一様ではありません。解決策も一通りではありません。学校時代に考える習慣ができていれば、いろいろな解決策を考えることができるでしょう。社会においては、ある課題に対して然るべき提案ができる人材が望まれます。
なお、知識の詰め込みが一概に悪いとは言えません。覚えるべきものは、覚え方を工夫しながら、覚えなければなりません。広い知識の中から真に創造的なものが生まれると思うからです。
中京経済圏をリードする三社の試みがどのような波紋を投げかけるのか期待を込めて見守ります。

(2003年01月23日) 【TOEIC(続)】[▲ 先頭へ]
昨年末、11月24日に受験したTOEICの結果が郵送されました。成績は850点(満点は990点)で、900点に挑戦したつもりが、返り討ちにあってしまいました。二年前はリスニング420点・リーディング440点の合計860点で、今回はリスニング・リーディングとも425点でした。
「やばい」と思っていたリスニングは5点上がりました。金沢・羽咋往復の車の中でもCDを聞いて練習していたのですが、やはり日常的に英語でコミュニケーションをとっている訳ではないので大幅な上昇はありませんでした。問題はリーディングです。かなり自信を持って臨んだのですが、以前の「塾長からの一言」に記した通り時間配分に失敗して15点も下がってしまいました。点数を見てガッカリ!
日頃の授業を通して英文を読む機会が多いので安心していたこともリーディングが下がった原因です。TOEIC向けリーディングのテクニック本を読んでおくべきでした。要するに、甘くみると失敗する典型例でした。自分に対する悔しさがあるので、近いうちに再挑戦するつもりです。
結果が知らされてからは、大学受験生、高校受験生の皆さんに、私の反省点をお話ししました。今回の経験が、少しでも受験生諸君の役に立つなら良しとしましょう。(う〜ん、負け惜しみの言葉だなぁ〜)

(2003年01月16日) 【センター試験】[▲ 先頭へ]
いよいよ大学入試センター試験です。今年のセンター試験は1月18日(土)・19日(日)で、外国語(英語)から始まります。大学によるバラツキはありますが、国公立大学の入試においてはセンター試験の比重は大きいです。先ずはこの試験で成果を出さなければなりません。
最初の科目である英語は、80分でアクセント問題、文法・語法問題、単語・文整序問題、長文3問とかなりのボリュームの試験です。最大のポイントはいかに長文問題で得点を重ねるかで、時間の使い方が鍵になります。平均点も気になります。易しければ良いと言うわけではありません。平均点が高ければ、難関大学を目指す受験生はちょっとしたミスが命取りになるからです。
受験生の皆さんは緊張するでしょうが条件は皆同じです。他の皆も緊張しているんだという気持ちの余裕を持って欲しいです。今まで積み重ねた努力を信じて、ただひたすら問題に集中するだけです。将来への道は自分で切り拓きます。

(2003年01月09日) 【統一テスト】[▲ 先頭へ]
今日(1月9日)は金沢の中3生にとって非常に重要な日です。統一テストが実施されます。各中学は、この試験の結果を公立受験校を決めるために最大の判断材料にしています。羽咋地区の統一テストは来週の予定です。
試験範囲が中学での既習分野全般に渡る上、上記のような意味を持つテストなので、中3生諸君は大変な思いで準備をし、緊張感一杯で問題に臨むことでしょう。サミット・ゼミでは、二学期の期末テスト終了から3月の入試までの3ケ月間を計画的に過ごせるように三ヶ月計画表を渡していますが、その計画表の前半の目標がこの統一テストです。
二学期期末テストが終わってから、冬休みをはさんで一ヶ月。中3生諸君の表情は様々でしたが、一様に重苦しい雰囲気が漂っていました。懸命に頑張っている姿が印象的な生徒さんもいました。中3生諸君の努力の成果が見事に統一テストで現れるよう祈るばかりです。統一テスト、私立高校入試そして公立高校入試と続く厳しい期間を、自分自身と闘いながら情熱を持って逞しく乗り越えていって欲しいです。

(2003年01月03日) 【情熱と挑戦】[▲ 先頭へ]
新年あけましておめでとうございます。
昨年12月31日の日経新聞に女子プロゴルファーの岡本綾子さんが「情熱と挑戦」という題で寄稿されていました。男子の青木功プロや尾崎将司プロに触発されて、2003年を「最後の挑戦」のスタートにする決意表明でした。
「情熱と挑戦」素晴らしい言葉だと思います。間もなく受験を迎える大学受験生・高校受験生は自分の目標に挑戦するラスト・スパートです。そして、来年の受験に備える高2生・中2生は、この正月に気分を引き締めていることでしょう。目標をしっかりと掲げ、その目標に挑戦する有意義な日々を送って欲しいものです。それら全てのチャレンジを支えるのは情熱です。
今年も中高生の皆さんの挑戦を力強くサポートさせて頂くつもりです。どうぞよろしくお願い申し上げます。