高校クラスでは全国模試の結果が戻ってきたときに生徒の皆さんと個別反省会をおこなって課題と対策について話し合っています。今月後半の高3クラスでは、5月に実施された模擬試験の結果について一人一人と話しました。
志望校を確認して、その志望校のレベルに対する現時点での成績をチェックします。A判定(合格可能性80%以上)やB判定(60〜79%)が目標ですが、浪人生との実力差が大きな今の時期にA判定やB判定はなかなかつきません。C判定(40〜60%)やD判定(20〜39%)の場合が多いのですが、E判定(20%未満)でもD判定に近いE判定であれば可能性はあります。
科目間のバランスや各科目での分野別得点状況をみて、補強すべき科目や分野についてアドバイスします。ハイレベルの大学を狙う場合は苦手科目をなくすことが望ましいのですが、どうしても得点が伸びない科目がある場合は戦略を変えることもあります。大学入試センター試験までの6ヶ月と3週間という限られた期間で志望校合格のレベルまで伸ばすために、それぞれの生徒さんに最も適した勉強の進め方を考えます。
志望校に合格するためには、先ず「絶対に合格してやる」という強い気持ちが必要です。そして、限られた時間で効率的に勉強するためには、各受験科目をどのように勉強するかという勉強のやり方が大切になります。受験の天王山である夏休みを前にして、各科目の勉強のやり方を点検するべきです。効率的な受験勉強のキーワードは、基礎の徹底と学校の授業の活用だと思います。
|