2009年が暮れようとしています。今年とても印象に残った言葉に、プロ野球楽天・野村前監督の「人間何を残すか。人を残すのが一番。少しくらいは野球界に貢献できたかな。」があります。良い言葉だなぁと思って、インターネットで調べてみました。「金を残すは下、事業を残すは中、人を残すは上」という言葉があり、外務大臣や東京市長等を務めた後藤新平(1857-1929)が残したようです。
学習塾の立場でどれ位のことができるかはわかりませんが、中高生の皆さんに勉強を通じて少なからぬ影響を及ぼしていると思います。野村前監督の言葉から後藤新平の言葉にたどり着いて、生徒の皆さんの成長に対する使命感を新たにしています。
19年間のサラリーマン時代、頑張って仕事をして満足感や達成感を味わうことはありましたが使命感は感じられませんでした。今は生徒の皆さんと一緒に勉強をして、彼らが伸びる姿を目の当たりにすると、遣り甲斐を感じると同時に生き甲斐までも感じることができます。「人を残す」ことに貢献できるよう、これからも謙虚さを忘れず、自分の勉強を怠らず、社会的なアンテナも高くして、充実した授業を提供していきたいと思います。
今年も本欄のご愛読ありがとうございました。来年も毎週木曜日に一話ずつ書き加えるつもりです。どうぞよろしくお願い致します。どうぞ良いお年をお迎え下さい。
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