サッカーのワールドカップ南アフリカ大会が盛り上がっています。日本では、大会開幕前はイマイチ盛り上がりに欠けているようでしたが、先週月曜日の第一戦で格上のカメルーンに勝ってからは一挙に様子が変わりました。先週土曜日には優勝候補のオランダに惜敗しましたが、今夜(金曜早朝)のデンマーク戦に勝つか引き分けると決勝トーナメントに出場できるので、マスコミの報道は過熱しています。
ところで、社会の教科書で学ぶのが世界の3つの国に限られている中学生の皆さんが、ワールドカップに出場している国々についてどのような印象を持っているのか関心がありました。教科書で学ぶのがアメリカ・中国・フランスで、今回日本が戦うカメルーン、オランダやデンマークについてはほとんど知識がないはずです。
中学クラスの授業の休憩中にこれらの国々について聞いてみました。中にはワールドカップに関心がない人もいましたが、日本の対戦相手やFIFAランキングに興味を持っている人もいました。アフリカのカメルーンに関する印象は弱かったものの、オランダに行ってみたいという声がありました。地理の知識が限られている中学生の皆さんにとっては、相手国に対する興味より、日本が勝ち進むことが大切であるようでした。少なくとも、世界には様々な国があるということを理解できたのではないでしょうか。
それにしても日本のFIFAランキングが気になります。最新のランキングは45位で、日本が属するグループEでは最下位です。Jリーグが発足してからはサッカーが日本社会に定着してきたように感じていたので、45位というランキングは予想外に低いものでした。サッカーが世界の多くの国々で日本以上に浸透しているようです。
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