■ 過去の『一言』(2001〜2017)
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(2010年 7月 〜 2010年12月)


(2010年12月30日) 【就職内定率】[▲ 先頭へ]
文部科学省と厚生労働省が先月16日に発表した、来春卒業予定の大学生の就職内定率57.6%(10月1日時点)は驚きでした。昨年より4.9ポイント低く、就職氷河期と言われた2003年の60.2%を下回り、調査を開始した1996年以降で最悪になっているそうです。

世界的な金融危機の引き金になったアメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻は2008年9月でした。リーマンショックによって日本の経済も悪くなりましたが、昨年から今年にかけての企業業績は少しずつ良くなっていると感じていました。しかし、大学生の就職内定率は昨年よりも約5ポイント悪くなっています。今年の春から夏、秋にかけての10円以上の円高が影響しているのでしょうか。

大学入試センター試験は半月後の1月15日・16日です。厳しい就職状況が報道されて、将来に不安感を持つ大学受験生は少なくないはずです。受験生の皆さんには、将来の目標に向かう希望に満ちたステップとして大学受験に臨んで欲しいものです。

2010年も暮れようとしています。来年は、若者の気持ちが前向きになるようなニュースが増えることを祈ります。本年もご愛読ありがとうございました。どうぞ良い年をお迎え下さい。

(2010年12月23日) 【関係代名詞】[▲ 先頭へ]
金沢市の中学生は英語の教科書を先行学習しているので、中3生の後期・中間テストの試験範囲は、教科書の最後の単元でした。すなわち、関係代名詞の単元です。関係代名詞は2つの文を1つにする働きを持ち、英文の構造が複雑になります。中学校で学ぶ文法分野の中では最も難しい分野です。

高校の英文読解の教科書では関係代名詞の構文が当たり前に出てきます。特に、目的格関係代名詞はよく省略されています。高校の教科書を学ぶ上で、この関係代名詞は確実に理解しておかなければなりない分野です。中間テスト前のゼミの授業では、関係代名詞の構文をしっかり説明した上で、教科書の試験範囲を復習し、問題練習を重ねました。生徒の皆さんの試験結果はほぼ良好でほっとしました。

英語の学年平均点や得点状況を示す棒グラフに注目していたところ、ある中学の棒グラフが目に留まりました。10点代から90点代までのそれぞれの人数に大きな差はなく、同じような高さの棒が並んでいました。平均点部分が高い正規分布のグラフとは全く違って、滑らかな2こぶラクダのようなグラフでした。

このグラフの形は関係代名詞の難しさを物語っていると思います。中間テストで関係代名詞をきちっと理解できなかった中3の皆さんは、この冬休みに復習しなければなりません。この分野をマスターすることは、冬休み明けの統一テスト対策でもあり、高校での英語の学習のためにも必要です。

(2010年12月16日) 【500話】[▲ 先頭へ]
サミット・ゼミのホームページは2001年7月に立ち上がりました。ホームページを作るに際して、中高生の皆さんと一緒に勉強していて感じることは、ご父兄の皆さんの参考になるだろうと思って、この「塾長からの一言」のページを設けました。

最初の頃は随時書いていましたが、すぐに毎週木曜日に書き綴るようになりました。9年余り続けてきて、今回が500話目です。どなたかは不明ですが、何人かの方に読み続けて頂いているので、書き続けてくることができました。中高生の時に作文が大嫌いだった私が、500話を書いてきたことは自分でも不思議です。

1週間に1回とはいえ、毎週続けることは、正直言って楽ではありません。一言のネタに困って、不定期にしようかなぁと思うこともしばしばです。しかし、読んで頂いている方をがっかりさせてはいけないと思って頑張っています。今後いつまで続くかはわかりませんが、できるだけの努力をしてみようと思っています。

以前に書いたことと同じような内容になることもあるでしょうがご容赦をお願い申し上げます。また、文章を書く時には、独り善がりにならないように気をつけているつもりですが、偏った見方になっていることがあるかもしれません。そのような時はご指摘を頂ければ幸いです。

(2010年12月09日) 【読解力が心配】[▲ 先頭へ]
先月から今月にかけて中3の皆さんは、統一テスト、後期・中間テスト、実力テストそして2回の模擬試験がありました。中2の皆さんは、後期・中間テストがありました。各テストの後は、個別反省会をして各科目の答案をチェックします。この2カ月間の答案チェックでは、国語の読解問題でのミスが印象に残っています。文章の読解力に問題がある生徒さんが少なくありません。

読解力は、数学の方程式の文章問題にも影響します。問題文を読んで、正しい式を立てられるか否かは読解力がポイントになります。高校入試、実力テストや模擬試験では、方程式の問題はよく2番で出題されます。この問題に時間をかけ過ぎてしまうと、気持ちが焦って、点数を大きく落とす原因になってしまいます。

ところで、先月のある日、小学生向けの英語教室に関する新聞チラシが入りました。2011年度から小学校(小学5年生・6年生)で英語の授業がスタートすることを前提にしたものでした。本欄で何回か触れてきた問題ですが、小学校で英語を勉強すること自体は悪くはないものの、そのために国語や算数等の他の教科に悪い影響を及ぼすのであれば大きな問題です。読解力が不安な中学生の皆さんを見ていると、小学校段階での取り組みの強化が必要だと考えます。

昨日、経済協力開発機構の学習到達度調査(PISA)の第4回実施結果が新聞報道されました。2000年の第1回調査から順位を落とし続けていた読解力は、前回の15位から8位に上がりました。しかし、この3年間で、中学生の皆さんの読解力が改善したという実感はありません。

(2010年12月02日) 【人工光合成】[▲ 先頭へ]
以前から気になっていることがあります。地球温暖化が叫ばれ、二酸化炭素の排出が大きな問題になるなかで、人工光合成に関する話がほとんど報道されないことです。科学技術が進んだ現代で、誰かが人工光合成を研究しているのではないかと思っていました。人工光合成は、現代において最も人類への貢献度が大きい研究の一つです。

大学の理系学部に進んだ生徒諸君との雑談の中で、人工光合成について話したこともありました。もし、私が高校生であれば、この研究のために大学選びをするかもしれません。

この人工光合成について触れた記事が今週日曜日(11月28日)の日本経済新聞の1面にありました。今年のノーベル化学賞を受賞されるアメリカ・パデュー大学の根岸英一教授へのインタビュー記事でした。

根岸教授は、これから有機化学が貢献できる重大テーマとして、人工光合成を第一に挙げられました。また、「植物はすでにやっている。まだ誰も本格的に手掛けておらず私がやりたいぐらい」と、意欲を示されたそうです。

本格的に研究している人がいないならば、報道されなくて当然です。私にはわかりませんが、それほど困難な研究テーマなのかもしれません。わくわくするような素晴らしいテーマですから、誰かに挑戦して欲しいものです。

(2010年11月25日) 【得点分布のグラフ】[▲ 先頭へ]
今月7日に行われた第3回石川県総合模試の結果が先週戻ってきました。毎回、各科目と合計点の得点分布のグラフがついてきます。いつもはあまり気にしていませんでしたが、今回のグラフには注目しました。

一般的には、平均点部分が一番高くて左右対称の正規分布のグラフになります。今月の模試結果で左右対称に近いグラフになったのは合計点と国語のグラフでした。英語と数学は、グラフが左側に引っ張られたような形になり、理科と社会は、逆に右側に引っ張られたような形になっていました。

グラフの形からは、英語や数学を苦手とし、理科や社会を得意とする中3生が多いということになります。今年度の7月と9月の模試結果の得点分布のグラフも似たような傾向を示していました。昨年度の模試では、英語と数学のグラフは似た傾向がありましたが、理科、社会のグラフは模試によって形が違っていました。

今年度に実施された3回の模試結果からは、今年度の中3生には、英語と数学で得点が伸びず、理科と社会で得点するという一般的な傾向があるようです。英語や数学が苦手な人は、冬休み明けの統一テストまでの期間が勝負になります。また、基本的には暗記科目である理科や社会で得点を落としている人は非常にもったいないです。理解や暗記という努力をすれば必ず得点は伸びるはずです。

(2010年11月18日) 【統一テストから1年】[▲ 先頭へ]
先週の木曜日(11月11日)には中3生の統一テストが行われました。昨年の同じ日にも中3生の統一テストがありました。木曜日には高1クラスがあるので、高1の皆さんに、1年前の11月11日に何があったか覚えているかを聞いてみました。丁度、その日が誕生日の生徒さんがいて、統一テストのことを覚えていました。

高1の皆さんを見ていて、この1年間での成長を感じました。彼らは、高校受験を経験し、難しくなった高校での勉強で頑張っています。英語の授業で私が話す内容は、1年前より格段と難しくなっています。中2と中3の差とは次元の異なる差があるように感じます。彼らにとって、統一テストは遠い過去の話のようでした。

1年前からかなり成長したとはいえ、まだまだ成長過程にいる彼らですから、大学入試を視野の遠くに捉えて、うまく導いていかなければならないと思いました。高1の皆さんの夢や目標の実現のため、私も可能な限り頑張るつもりです。

(2010年11月11日) 【1次関数応用問題】[▲ 先頭へ]
中学生の皆さんは今月後半に後期中間テストが予定されています。中2の数学の試験範囲には1次関数を利用した応用問題が含まれるので、中2クラスでは1次関数の問題を特訓しています。

問題練習をしている時に、私は、「しっかり考えよう。」とよく言います。1次関数の応用問題では、問題文の条件をよく読みじっくりと落ち着いて考えなければならない問題が多くあります。給水管と排水管の問題、列車のダイヤグラムの問題はその典型です。

中3生が受ける模擬試験では、1次関数の問題が必ず出題されます。配点も15〜20点と小さくありませんから、この分野が苦手であれば平均点を超えるのが難しくなります。中3で2乗に比例する関数を習った後は、1次関数との融合問題が出題されるようになります。

2乗に比例する関数は、高校で2次関数に発展していきます。この2次関数は高校数学における超重要分野です。将来につながる基礎作りの意味でも1次関数の重要性がわかります。

1次関数克服のポイントは、先ず基本事項を確実に押さえた上で、応用問題をたくさん解いて問題パターンに慣れることです。応用問題を解く過程では、しっかり考えることが必要になります。

(2010年11月04日) 【英語構文集】[▲ 先頭へ]
前回の本欄で、英作文対策として基本例文を覚えることが大切と述べました。この考え方に基づいて、サミット・ゼミ高校クラスの皆さんには英語構文集を渡して、毎回少しずつ覚えてきてもらい、その構文を使った英作練習をしています。

どの構文集を選ぶかは大きな問題です。適度な数であること、暗記用例文が難しくはないこと、例文に対する簡潔な文法的な説明があること等のチェックポイントがあります。以前は桐原書店発行のコンパクトな構文集を使っていたのですが、残念ながら初版が古いもので絶版になってしまいました。

新しい構文集をどれにするかは頭の痛い問題でした。東京・新宿にある紀伊國屋書店の学習参考書のコーナーで、担当の人に評判の良い構文集を尋ねたところ、美誠社の「英語の構文150」を紹介してくれました。石川県でもこの構文集を生徒に配布している高校がある位、定評のあるものです。ただし、例文が難しく暗記用としては適していないという難点があります。

いろいろ検討した結果、結局は美誠社の「英語の構文150」を選び3年前から使っています。例文の暗記に関しては、やはり難し過ぎるものがあるので、オリジナルの暗記用例文集のプリントを作成しました。「英語の構文150」をベースにして、高1の皆さんでも難なく覚えられる英文を工夫しました。本当は、文法的な説明のあるコンパクトな構文集が出版されれば良いのですが、本自体が薄いものになるので採算上問題があるのかもしれません。

(2010年10月28日) 【英作文の練習】[▲ 先頭へ]
高1クラスでは、今週末の全国模試に備えて、長文読解練習と英作練習を重ねてきました。多くの高校生の皆さんにとって、英作文は易しい課題ではありません。

単語力があって英文法がしっかりしていれば、英作文が出来そうに思えますが、そのように論理的にはいきません。然るべき数の基本文を覚えることが大切だと思います。前々回の本欄でご紹介した河合塾の宇佐美先生のアドバイスでも、暗証用英文を覚えることが指摘されていました。

私自身は、高校時代、英作が好きではありませんでした。浪人して、河合塾から配布された基本文集を覚えるようになって、苦手意識が消えました。250位の例文を繰り返して覚えたおかげで、社会人になり自信を持って海外ビジネスでの書く作業に取り組むことができたと思っています。ですから、宇佐美先生のアドバイスは大賛成です。

高1の皆さんは、学校で少しずつ英文法を習っている過程にあります。単語力もまだ不足しているので、英作練習は大変です。課題の日本文にピッタリした言い回しではなくても、とにかく文法的に誤りのない英文を書くことが大切です。ミスのない英文で課題文の意味を表現しようと努力すれば、相応の部分点はもらえるはずです。

(2010年10月21日) 【内定の連絡】[▲ 先頭へ]
今週月曜日にあるメールが届きました。高校クラスで2年間一緒に勉強して、ある難関大学に進学した元生徒のA君からでした。就職が決まり、私にお礼を言いたいという内容でした。A君は、来春から海外関連の会社で英語を生かした仕事をするそうです。

高校時代コツコツと努力を積み重ねていたA君は、センター試験で大健闘の成績を取りました。2次試験出願大学について一緒に相談したことを今でもよく覚えています。大学入学後は特に連絡もなかったのですが、突然のメールでした。

メールでは、一緒に勉強していた時に、私から受けた影響が大きかったことが書かれていました。その内容は、とても嬉しいものでした。教育に携わる者にとって、宝物のようなメッセージでした。

彼のメールを読んで、喜びを感じると同時に責任感の大きさについても再認識しました。授業だけではなく、勉強法や進路の相談等を通じて、中高生の皆さんに与える影響は小さくはありません。気持ちを引き締めて、良きサポートができるよう、彼らに接するつもりです。

(2010年10月14日) 【英文読解力】[▲ 先頭へ]
全国の国公立大学の英語入試問題は、旺文社が発行しているものを使っています。この問題集の冒頭には、その年の出題傾向と翌年の対策がまとめられています。以前のこのまとめの最後には受験生へのアドバイスが載っていました。河合塾の宇佐美先生のアドバイスで、次の内容です。

「英文を読んで文構造の正確な解析に基づく和訳を作る。和訳のほかに段落を要約する練習もしておくとよい。また、英語表現を身につけるために、暗証用英文を覚え、同時に短い英作文を書いて解答を先生にチェックしてもらう。表現力がついてきたら自由英作文に挑戦する。その解答も先生にチェックしてもらうとよい。」

英文読解力については最初の一文にまとめられています。文構造の正確な解析がポイントです。高校生の皆さんは、英文読解の教科書を予習することで英文構造を見抜く力を養います。予習においては難しい構造の英文に対しての取り組み方がポイントになります。文構造を理解するためにしっかり考えることが大切です。考えた上で理解できれば、それでOK。もしわからなければ、問題意識を持って授業を聞いて納得すれば良いのです。

本屋さんには英文読解の参考書が並んでいますが、英文読解の教科書を使いこなせば、参考書を購入する必要は全くありません。教科書を予習して授業で確認するという作業を繰り返すことで、少しずつ着実に英文読解力がついてくると考えています。

注意しなければならないのは、高2が終わる段階で然るべき英文読解力をつけておくことが必要だということです。高3の英文読解の教科書は大学入試の過去問集になることが多いからです。入試過去問は実戦練習であり、全ての英文の文構造をチェックする時間的な余裕はありません。基礎的な力をつけておけば、実戦練習で読解力に磨きをかけることができます。

(2010年10月07日) 【易しい教科書】[▲ 先頭へ]
先週から今週にかけて多くの高校で定期テストが行われています。高1・高2クラスでは、高校別に、英文読解の教科書の試験範囲を復習します。教科書に載っている英文の構造がしっかり理解できているか否かをチェックします。理解が甘い場合は、ホワイトボードに英文を書いて、英文構造を説明します。

先日、ある進学校に通う高1生と試験範囲の復習をした時に、「あれっ」と思いました。英文読解の教科書が易しかったからです。複雑な英文はほとんどなく、脚注で大切な言い回しの多くに日本語訳がついていました。もちろん、高1生にとって難しい単語は出てくるので何回か辞書を引く必要はありますが、教科書の予習はさほど大変ではないはずです。

その教科書を使っている皆さんにとっては理解し易い教科書だと思いますが、英文読解力の養成という観点からすれば、大きな問題があります。英文読解力をつけるためには、然るべきレベルの教科書を予習することが必要です。複雑な構文を頑張って理解しようとする努力の積み重ねにより読解力がついてくると考えるからです。

高校の先生方は幾つかの教科書候補を比較して、どの教科書を使うかを決められるはずです。今回触れた教科書は、生徒諸君にとっての理解し易さを優先して採用されたのでしょう。しかし、最優先すべき項目が違っていると思います。

(2010年09月30日) 【英文構造をしっかり見ること】[▲ 先頭へ]
今週は多くの中学で前期期末テストが行われています。中2・中3クラスでは、夏休み明けの実力テスト以降、期末テストに備えた勉強をしてきました。

中3の英語の範囲には難しい構文が含まれています。教科書に載っている基本文は次の通りです。
This is a picture taken about 70 years ago.
The people answering the telephones are operators.
過去分詞・現在分詞の形容詞用法と呼ばれる構文で、過去分詞・現在分詞を含む語句が後ろから名詞を修飾します。一つの文が後ろから名詞を修飾する関係代名詞の構文の弟分のような構造です。

主な文に含まれている名詞を、語句のまとまりが後ろから修飾しているので、文構造は複雑です。この構文を理解するポイントは、過去分詞であれば受け身を、現在分詞であれば進行形をイメージすることです。そして和訳に十分注意することが大切です。上述の最初の基本文は、「これは約70年前に撮られた写真です。」であり、「この写真は約70年前に撮られました。」ではありません。

この分野、そして関係代名詞の構文は文構造が複雑なので、中3生の皆さんにとっては理解しづらいようです。とにかく英文をしっかり見て、その構造を理解することが重要です。文構造をしっかり見ることが、高校の英語につながります。

(2010年09月23日) 【2次試験、今年の問題】[▲ 先頭へ]
高3の英語クラスでは、原則として、センター試験対策としてのマーク式問題練習と2次試験対策としての過去問を使った長文問題練習を繰り返しています。マーク式模試や記述式模試の前は、それぞれマーク式問題練習や長文練習の比重を大きくします。

2次試験過去問練習は、今週から今年の問題に挑戦し始めました。昨年までの問題に比べて格段と優れているわけではありませんが、今年の問題は何となく新鮮でホットな感じがします。問題傾向の大きな流れとしては、地球温暖化や地球の持続可能性、国際化に関する問題が増えてきたような気がします。

私が使っている国公立大学の2次試験問題集は、毎年6月後半に発売されます。7月に購入して、問題の分野、長さ、難度、設問内容等を考慮しながら、教室で使うものを検討します。中3の夏期講習が一段落する頃になって、教室で使う問題を実際に解いてみます。問題を解く際には、その問題に費やせる時間も考慮します。自分で問題を解くことによって、より分かりやすい解説ができると信じています。

2次試験過去問練習では、設問を解説するだけではなく、全ての英文を日本語訳します。英文を和訳しながら英文構造も解説しますから、生徒の皆さんにとって良い勉強になると考えています。難問の場合は準備作業がかなり大変ですが、痒い所に手が届くような解説をするため、このやり方は継続するつもりです。

(2010年09月16日) 【中2数学・1次関数】[▲ 先頭へ]
中2クラスは、夏休み明けの実力テストが終わり、先週から今月末の前期・期末テストに備えた学習内容になっています。数学の試験範囲は、連立方程式と1次関数という非常に大切な分野です。連立方程式は、実力テストの範囲でもあり夏休み中にかなり勉強したので、1次関数を徹底的に練習するつもりです。

本欄で何度も指摘した通り、1次関数は中学数学の超重要分野の一つです。ここが苦手であれば、3年生の実力テストや模試で平均点を超えることは難しくなります。また、公立高校の入試問題には、1次関数と2乗に比例する関数の融合問題がよく出題されます。

1次関数の攻略法は、先ずは傾き、切片、グラフの基本事項をマスターした上で、基本問題から応用問題まで様々な問題を解くことです。数学では、分かっていても問題が解けるとは限りません。とにかく数多くの問題を解くことが必要です。さらに、1次関数を利用した応用問題では、考えることが要求されます。

中2クラスの皆さんには、たくさん問題を解く過程で、是非1次関数を得意分野にしてもらいたいと思っています。この分野が得意であれば、3年生のテストで得点が安定し、高得点を取ることが期待できます。

(2010年09月09日) 【事務系全員が海外赴任】[▲ 先頭へ]
先週土曜日(9月4日)の日本経済新聞の1面中央に目を引く記事がありました。日立製作所が2012年春に入社する社員から、事務系は全員、技術系も半数を将来、海外赴任することを前提に採用するという内容でした。

世界的に活動している会社として事務系は全員がグローバル要員になることは必然的な流れだと言えそうです。しかし、一般管理、国内営業、購買部門のように直接海外展開とは関係しない部門もあるので、日立の方針は思い切ったものです。

新聞記事には海外赴任に必要な語学に関する記載はありませんでしたが、先ずは英語が前提だと思います。今は中国との経済取引が大きくなっているので、中国語の比重がどの程度高まっているのかに興味が湧きます。英語ができることは当たり前で、英語以外の第二外国語ができることが価値を持つ世の中に変わってきているようです。

(2010年09月02日) 【解法パターン】[▲ 先頭へ]
本日、多くの中学で夏休み明けの実力テストが行われているようです。中3生は9月12日に模擬試験も控えています。実力テストと模擬試験に備えて、中3の夏期講習終盤では、英語と数学の総合問題(9月の模試過去問)に挑戦しました。

一か月前(7月29日)の本欄でご紹介した通り、夏期講習の数学は1次関数・方程式文章問題・証明の特訓をしました。これらの分野の問題は、総合問題で必ず出題されるので、中3の皆さんの出来具合に注目していました。

三角形の合同の証明はほぼOKでしたが、1次関数と方程式応用問題の出来がイマイチでした。特に1次関数では夏期講習中に説明した幾つかの解法パターンの一つを使う問題がありましたが、残念な正答率に終わりました。その解法パターンを使うことに気付かなかったようです。そうすると問題を解くのは非常に難しくなります。

数学では解き方を知っているからと言って出来るわけではないので、数多くの問題を解いて解法パターンを確実に身につけるしかありません。そして、これは高校の数学につながる手法です。今後は模擬試験が多くなり、総合問題を解く機会が増えるので、解法パターンを確実に体得してもらうつもりです。

(2010年08月26日) 【意外に難しい接続詞】[▲ 先頭へ]
中2クラスでは、夏休み明けの実力テストに備えて、英語・数学とも既習分野を復習してきました。金沢市は英語の教科書を先行して学習しているので、実力テストの英語の範囲には、未来形、不定詞、助動詞、接続詞、there is 構文、動名詞と文法的に重要な分野がたくさん出てきます。

復習をする時は、各分野の基本事項をしっかり説明してから問題練習をしました。動名詞までが試験範囲に入りますから、likeのように不定詞と動名詞の両方を目的語にできる動詞と、finishのように不定詞はダメで動名詞しか目的語にできない動詞の区別は、中2生にとって難しい問題になります。また、助動詞も易しくない分野です。

問題練習で意外に時間がかかったのが接続詞です。ほかの分野の問題は20分前後でできていましたが、接続詞の問題は30分かかりました。whenやbecauseの接続詞の後ろに一つの文が続き、このまとまり(節)が主たる文を修飾する構造がわかりにくいようでした。一つの文に、主たる文と修飾する文がある構造は確かに複雑です。

夏休み終盤は、英語も数学も総合問題練習をします。英語の問題練習では、接続詞も含めて、どの分野の理解が甘いかをチェックした上で、補強するつもりです。

(2010年08月19日) 【先生と呼ばれること】[▲ 先頭へ]
北國新聞の長期連載「学校へ行ってみた」を興味深く読んでいます。先週土曜日(8月14日)のタイトルは「先生と呼ばれ落とし穴に」でした。「まだ修業中なのに、先生と呼ばれるうちに一人前になったと錯覚し、子どもたちも自分の指示を当然聞くはずだと思い込むケースがある」や「先生と呼ばれる立場に身を置いたら、絶えず自分の至らなさを思い、子どもと一緒に学ぶ存在だということを自覚しなければならない」という元小学校の校長先生の指摘を重く感じました。

私も、中高生の皆さんや父兄の皆さんから「先生」と呼ばれます。学習塾を始めた頃は「先生」と呼ばれることに違和感がありましたが、呼ばれ方としてはこれしかありません。「先生」と呼ばれて、確かに悪い気はしません。しかし、慢心してはいけません。教える相手は中高生であり、一緒に勉強することで、彼らに大きな影響を与える可能性があります。

塾を始めてすぐに、サミット・ゼミ自戒集を作りました。生徒の皆さんを1人の人間として接することを大前提にして、注意すべき項目を列挙したプリントです。先週土曜日の「学校へ行ってみた」を読んで、改めて自戒集を読み直しました。元校長先生のおっしゃる、自分の至らなさを思い、子どもと一緒に学ぶ存在の自覚は本当にその通りだと思います。謙虚さを忘れてはいけないことを再確認させて頂きました。

(2010年08月12日) 【単語が大切】[▲ 先頭へ]
夏休みで帰省した大学生が教室に来てくれました。大学での授業、他の大学との交流、アルバイト等の話だけではなく、受験勉強や私の授業に関する話もしました。

私の授業について、ここが良かったとか、あそこはこうして欲しかったという指摘は今後の授業の参考になります。今回遊びに来てくれた彼にとっては、授業での単語を覚えるペースが良かったとのことでした。

高校クラスの授業は宿題形式の単語チェックから始まります。年度により若干の違いはありますが、彼の時は、高2の初めから受験生用単語集を少しずつ覚えてもらいました。高3になる頃には、センター試験レベルの単語を4回繰り返していました。頭が柔らかい年代ですから、4回繰り返せばほとんど覚えてしまったはずです。

宿題形式の単語チェックでは、発音やアクセントもしっかり確認します。この単語チェックが良かったと言ってくれる卒業生もたくさんいて、サミット・ゼミの特長の一つです。英語の勉強において単語を覚えることは当たり前のことですが、当たり前のことをきちっとすることが英語力を伸ばす前提です。

(2010年08月05日) 【大学受験・合格者アンケート その3】[▲ 先頭へ]
高3の皆さんは、夏休みに入ってからの補習が終わり、今週から来週にかけては自由に受験勉強を進めることができます。センター試験までの5ヶ月間を短いと感じてあせってしまうか、長いと感じて課題にじっくり取り組むかは自分の気持ち次第です。是非この長い休みを有意義に使って欲しいものです。

大きな心理的プレッシャーを感じている彼らにとって、ストレスをうまく解消し、心を支える方法を持つことが大切です。本年4月の本欄でご紹介した大学受験・合格者アンケートには「受験勉強での心の支え」という項目があります。

以下にこの質問に対する回答の幾つかをご紹介致します。
・友達
・家族の励まし
・音楽
・大学案内(これを読んでやる気を出そうとした。)
・自分が大学生になった時のことをイメージ
・やり終えた参考書やノート
・机の前に貼った大学の写真
・愛犬

私のメッセージを心の支えにしてくれた生徒さんもいました。人間ですから、目標に向かって一直線に進むことは非常に難しく、心が折れそうになった時に支えてくれる物が必要です。なお、愛犬を心の支えにしていた生徒さんは、苦しいことがある度に犬に語りかけたそうです。その犬は老犬で、生徒さんの大学合格後に死んだという涙が出てきた話もありました。

(2010年07月29日) 【夏期講習・数学】[▲ 先頭へ]
夏休みに入り一週間経ちました。中3クラスは先週から夏期講習体制に入り、英語・数学に加えて国語・理科・社会の5教科を対象に、毎回3教科の勉強をしています。夏休み中に各教科の1〜2年範囲を復習する予定ですが、サミット・ゼミの夏期講習の特徴は数学の内容です。

数学では、1次関数・方程式文章問題・証明(三角形の合同・平行四辺形)を徹底的に勉強します。これらは、統一テストを含めて秋以降の実力テストや模試に必ず出題される超重要分野です。これら3つの内に苦手分野があれば、数学の得点は伸びず、上位進学校を狙うのが苦しくなります。

3つの分野の中で重要度が最も大きいのが1次関数です。それはテストでの配点が、方程式文章問題や証明問題より高いからです。従って、先ず1次関数を特訓します。夏休みに入る前から問題練習を始め、基本問題で基本事項を確認して、様々な応用問題を解きました。この過程で幾つかの解法パターンを説明しました。生徒の皆さんには、覚えておくべき問題の解き方としてノートに書いてもらいました。

数学の授業4回位続けて1次関数を特訓して若干疲れ気味の生徒さんもいますが、夏休み明けの実力テストや模試で成果が出るのを期待しています。ノートに書いた解法パターンは大きな威力を発揮するはずです。

(2010年07月22日) 【あせりをコントロール】[▲ 先頭へ]
先日、高3クラスの授業後にある生徒さんと話しました。模試結果や夏休みの勉強法等について話したのですが、その生徒さんは気持ちにあせりがあると正直に告白しました。来年1月15・16日のセンター試験が半年後に迫り、やるべき課題がたくさんあるはずですから、高3生は誰でもあせりがあると思います。

ほとんどの高3生の皆さんは部活が終わり受験勉強に取り組んでいますから、模試の成績はなかなか伸びません。自分が勉強しても期待通りに成績が伸びないのは辛い状況です。どうしても心の中にあせりが出てくるでしょう。

あせりをなくすためには自分の受験勉強をうまくコントロールすることが必要です。優先順位に基づいて計画的に課題をこなし、毎日を有意義に過ごせているという良い生活リズムができれば、あせりはなくなるはずです。ポイントは目の前の課題に集中して一つ一つ着実にこなすことです。

もちろん、限られた時間の中で計画通りに進めることは難しいと思います。しかし、これは全ての受験生に共通することです。完璧ではなくても自分なりに満足できる達成度で良いと思います。とにかく目標を見据えて、一歩一歩進むというプロセスが非常に大切です。そしてこれが実感できればあせる気持ちは消えていくと思います。

(2010年07月15日) 【中学生と選挙】[▲ 先頭へ]
先週の中2クラスの休憩時間に参議院選挙が話題に上りました。ある生徒さんが、どの政党が勝っても同じだと言いました。私は、中学生でも選挙にはある程度関心を持って欲しいと思っているので、身近な話をしてみました。

話したのは子ども手当と高校授業料無償化についてです。昨年の夏、衆議院選挙で民主党が勝ったのでこれらが実現したことを説明すると、彼らはなるほどという様子でした。また、選挙に参加できることについても少し触れました。江戸時代は殿様の命令が絶対であり一般の人々の権利は制限されていたことや、婦人参政権が実現したのは第二次世界大戦後で歴史的には新しいこと等を話して、一般の人々が投票できることの大切さについて説明しました。

身近な話題で説明すれば、中学生の皆さんも納得してくれます。短い時間でしたが、彼らなりに選挙の重要性について理解してくれたようでした。もちろん、選挙の話ですから、公平の観点から話したつもりです。

(2010年07月08日) 【初めての作文】[▲ 先頭へ]
先日、5月に開講した中2クラスで初めての作文練習をしました。先ず、作文の書き方をまとめたプリントを使って、作文を書く手順や大切なポイントを説明しました。

公立高校入試の国語には200字程度の作文がありますから、中2の時から少しずつ練習します。実際の入試では作文に10分かける余裕はないでしょうが、どんなテーマでも10分程度で書きあげることが大きな目標です。

初めての練習では制限時間を設けませんでした。中2クラスでは、内容がまとまっている200字程度の文章を書くこと自体が当面の目標です。学校では作文練習をしていないので、200字の作文をすることは易しい課題ではありません。

作文を書く上でとても大切な手順は200字全体のシナリオを作ることです。シナリオを作らないで、いきなり書き始めると大体失敗します。この全体の構想を考えることは作文だけではなく小論文にも必要な手順です。

先日の練習では中2生諸君はうまく書くことができませんでした。初めてでしたから、全く気にする必要はありません。毎月2〜3回のペースで練習を続ければ、作文に慣れてくるはずです。

(2010年07月01日) 【英語が社内公用語】[▲ 先頭へ]
先週のある日、ヤフーのトピックスに「ユニクロ社内公用語が英語に」というニュースがありました。ユニクロを展開するファーストリテイリングは2012年3月から、日本のオフィスも含めて、幹部による会議や文書は基本的に英語にするそうです。以前、ユニクロの積極的な海外進出を紹介するテレビ番組を見たことがあったので、驚きはありませんでしたが、強い印象が残るニュースでした。

インターネットで調べたところ、日本人がトップで英語を社内公用語にしている企業して楽天がありました。ただし、まだ非常に少ないようです。楽天では、今年1月から取締役会などの会議を英語で行い、3月からは毎週月曜日の全社会議も英語で行っています。今後、全ての会議を英語にしていくそうです。

英語は正に世界の共通語であり、日本企業が海外展開していくために、コミュニケーションの手段として英語を従来以上に使うということでしょう。国際的な活動が当たり前になった今日では、もはや英語ができることは個人のセールスポイントの一つではなく、当たり前の資質になってきました。ユニクロや楽天の例は日本企業でもかなり進んだケースですが、貿易立国である日本において英語の重要性については言うまでもありません。

私は、高校生の英語クラスでは、大学受験を突破するだけではなく、社会に出た時に通用する英語力を身につけて欲しいと願いつつ授業を行っています。スピーキングまでのサポートはできませんが、リーディング・ライティング・リスニングは社会に出た時に困らないレベルまでサポートしたいと考えています。