■ 過去の『一言』(2001〜2017)
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(2011年 1月 〜 2011年 6月)


(2011年06月30日) 【集中力】[▲ 先頭へ]
前々回の本欄で、大学受験生の皆さんにとって、志望校合格に対する情熱が最も大切であると述べました。毎日の勉強に際して、もう1つ大切なものがあります。それは集中力です。

やるべきことは山のようにあります。一つ一つの課題をのんびりこなしている時間的余裕は全くありません。効率的に実力を向上させるためには、各課題に対して集中して取り組むことが必要です。

集中力について、忘れられない2人がいます。問題に取り組む時の集中力が凄まじく、近寄れば、カミソリの刃に触れたように、切れて血が出るのではないかという位の気迫でした。彼らは当然の如く志望校に合格しました。

高1、高2の皆さんでも、特に部活をしている皆さんは効率的な勉強が必要です。そのために必要なものは集中力です。集中力、コンセントレーションは、スポーツに必要なだけではなく、勉強においても重要な要素です。

(2011年06月23日) 【泉丘360点・二水330点】[▲ 先頭へ]
アクタス7月号に高校入試特集があります。新聞広告のキャッチコピーは、「少数激戦の泉丘は360点 二水、倍率低下で330点」「学科平均が過去10年で最低 記述増で軒並みダウン」でした。

泉丘の360点、特に二水の330点は、衝撃的な低さと言えるでしょう。しかし、これらの数値には但し書きがついていることに注意しなければなりません。上記2つ目のコピーの学科平均が過去10年で最低であった点です。今年3月の入試の5教科合計の平均点は247点で、昨年より47点低くなりました。この平均点をベースにすれば、上記両校の合格ラインはうなずけます。

来年3月6日・7日の入試の平均点がどうなるかは全く予想がつきません。過去の場合は、平均点が少しずつ低くなったり、少しずつ高くなったりしていましたから、ある程度推測できました。しかし、今年のような断層的な変化があると、今後はわかりません。ただし、小論文・作文が廃止され、今年の理科・社会のような難しい記述式問題が続くであろうことを考慮すれば、易しくはない出題が続くと思われます。

高校受験生の皆さんは、泉丘360点、二水330点という数値に安心してはいけません。難しい記述式問題に備えて、理解や記憶を確実にすると共に、考える力を養う必要があります。

(2011年06月16日) 【志望校への情熱】[▲ 先頭へ]
今月初めに、高3の皆さんは、部活最後の大会がありました。そして、その大会の翌週末に、石川県統一テストであるマーク式模試を受けました。今年度2回目の模試であるこのマーク式模試と来月受験する記述式模試を併せてドッキング判定が出ます。センター試験形式のマーク模試と、2次試験形式の記述式模試を併せて、模擬大学入試という形です。

毎年、部活最後の大会の一週間後にマーク模試の日程がセットされます。高3の皆さんに、「気持ちを切り替えて、しっかり勉強しなさい。」というメッセージが込められているように感じます。

のんびり構えていられる余裕は全くありません。センター試験は、来年1月14日(土)・15日(日)ですから、7ヶ月しかありません。大学受験勉強には最低6ヶ月かかると言われます。今から全力で頑張って、間に合うか否かのタイミングです。

受験勉強で最も大切なものは、志望校合格に対する情熱です。この情熱が、頑張りの原動力になります。受験生の皆さんには、曖昧な気持ちで勉強するのではなく、目標に向かって熱い気持ちで充実した毎日を重ねて欲しいと思います。

(2011年06月09日) 【経験】[▲ 先頭へ]
幾つかの中学で前期・中間テストが行われました。中3の数学の試験範囲は平方根でした。ルートの掛け算、割り算、足し算、引き算の計算が中心です。

サミット・ゼミでは、学校の定期テスト前は2〜3週間かけてテスト対策を実施します。今回も、計算問題、思考力を要する難問等の練習をしました。問題のプリントが終わる度に個別に丸付けをして、答えだけでなく計算過程をチェックして必要なアドバイスをします。今年あるアドバイスをして、その後、従来していなかったアドバイスだと気付きました。

それはルートの計算過程に関するアドバイスで、計算ミスが防げるものです。何故去年まではしてなかったのだろうと不思議に思いましたが、これが経験なのかもしれません。中3の皆さんと一緒にルートの計算練習を毎年繰り返してきたことがベースになって気付いたようです。

そう言えば、中3生向けの小論文の書き方のプリントも、4年位かけて今の完成版になりました。小論文の初年度に準備して、毎年毎年手を入れながら少しずつ良くなってきました。やはり経験の大切さだと思います。(小論文が廃止されるので、このプリントを使うことはありませんが…)

(2011年06月02日) 【小論文廃止】[▲ 先頭へ]
石川県教育委員会は、5月26日、公立高校入試2日目に実施していた作文・小論文のテストを取り止め、5教科の学力テストを2日間で実施することを決定しました。

9年間続いていた小論文がなくなることになります。地元紙には、学力重視の流れに沿う動きだとのコメントが載っていましたが、果たして本当にそうなのか疑問が残ります。小論文は、設問の課題に対する理解力、文章の構成力及び論理的思考力を問えるテストであり、学力テストではチェックできない受験生の能力を検査することができます。学力重視の流れにあるからこそ、深い考察力を調べる小論文のテストがあるべきだと思います。

ほとんどの中3生は小論文を嫌がっているので、今回の決定について中3クラスで聞いたところ、概ね良かったという評価でした。一部に、小論文での逆転合格の可能性がなくなることを残念に思う人がいました。

小論文がなくなることにより、私自身は楽になります。小論文練習の後、生徒の皆さんが頑張って書いた小論文を読んで評価し、コメントを書く作業がなくなるからです。この作業はかなり大変で、より良い小論文が書けるようにアドバイスを書いていました。私の負担は軽くなるものの、やはり今回の決定は残念です。

なお、今回の決定は、入試2日目の作文・小論文が対象であり、国語のテストにある200字作文は対象ではありません。従って、この200字作文は継続されると思います。

(2011年05月26日) 【MADE IN GERMANY】[▲ 先頭へ]
ある中3生が変わった消しゴムを使っていました。形は三角柱の側面の一辺を押し出したような形で、色は青、長さは5cm位でした。形や色が珍しかったので、手にとって見せてもらいました。

見ていると、”MADE IN GERMANY”の文字が目に入りました。ドイツ製にびっくりすると同時に、消しゴムの精悍な姿からドイツのハイテク製品を連想してしまいました。

海外に出かけて様々なお土産を買いましたが、消しゴムのような文房具は買ったことはありません。子ども用でも大人用でも、海外の文房具は面白いお土産になるかもしれません。ドイツ製の目立った形の消しゴムのような日本にはない文房具はとても印象に残ると思います。

(2011年05月19日) 【考える力】[▲ 先頭へ]
中3クラスの数学では、先月から今月にかけて方程式の文章問題を解きました。難問に挑んでいる1人の生徒さんの姿を見て、彼の成長を感じました。

中2で連立方程式の問題練習をしている頃、彼が、授業開始の30分前に教室に入ってきたことがありました。連立方程式の文章問題がわからず、私に質問するために早く来たのでした。そのプリントを見たところ、ほとんど白紙で、自分でしっかり考えた形跡がなかったので、私は、自分で考えて解くように言いました。

塾の先生の対応としては冷たいかもしれません。しかし、私が教えれば、彼の考える力が育ちません。その時、彼は、ムッとしたことでしょうが、何とか自ら考えて問題を解きました。

その彼が、私に頼ることなく黙々と問題に取り組んでいました。このような時は、生徒さんの成長を実感できて、本当にうれしく思います。

(2011年05月12日) 【be動詞】[▲ 先頭へ]
中3クラスでは英文法の復習を行っています。be動詞と一般動詞の違いが基本の基本です。毎年の復習で思うことは、be動詞は強い動詞だということです。be動詞と一般動詞が一緒になる進行形や受動態では、一般動詞が −ing形や過去分詞に形を変えます。そして、進行形や受動態の疑問文や否定文は普通のbe動詞の場合と同じです。

さらに、be going toやThere is 構文でも疑問文や否定文は同様に作ります。be動詞が使われている文は全て疑問文と否定文の作り方が同じです。英語の動詞の極一部であるbe動詞は強い力を持っていると感じます。

ところで、中3の皆さんの中には、He was not play tennis yesterday. という文を書いてしまう人がいます。これはbe動詞と一般動詞の違いを理解していない初歩的なミスですが、時々見かけます。be動詞が強い力を持っている影響で、このような誤った文が出てくるのかもしれません。

(2011年05月05日) 【英会話練習】[▲ 先頭へ]
先月後半に中3生の修学旅行がありました。ある中学では、班別自主プランの中に面白い企画がありました。それは、自主行動中に外国人と話をして、名前と国名を用紙に書いてもらうというものでした。班毎に1人の名前と国名を書いてもらえば良いので、全員が外国人と話せたわけではありませんが、興味深い企画だと思います。

中3の皆さんとこの話しをしていて、サミット・ゼミで行った英会話練習を思い出しました。ゼミが開校して間もなくの頃、中2生3名と愛知県にあるトヨタ自動車の工場見学をした後、名古屋のヒルトンホテルへ行きました。ホテルのロビーで英会話の練習をするというものでした。

事前に想定問答集を作って十分に準備しましたが、初めての経験でしたから、3人ともドキドキして、なかなか外国人に近づけませんでした。意を決して外国人と話しても、用紙を見ながら会話をしたので、やや期待外れの結果になりました。

3人が外国人と話し終えて、ジュースを飲みながら休憩しました。用紙を見ながらではなく、相手の目を見ながら会話ができる人はいないかと尋ねたところ、K君が志願しました。休憩が終わりロビーへ行ったところ、丁度航空会社の乗組員の方々がいらっしゃいました。

K君は頑張って、あるパイロットの方に近づいて、彼の目を見ながら会話を始めました。すると、少しのやり取りの後、そのパイロットが凄い勢いで話し始めました。K君は英語ができると勘違いしたからです。K君はびっくりして、正に目を白黒させる状態でした。もちろん、私が助けましたが、彼にとっては一生の思い出になったと思います。

(2011年04月28日) 【平均点大幅低下】[▲ 先頭へ]
今年3月8日に行われた公立高校入試の平均点が、4月22日の教育委員会会議で報告されました。5教科合計の平均点は247点で、私の手元にある10年余りのデータに中では最も低くなりました。3年前が259点で、一昨年は272点、昨年は294点と易しくなっていましたが、今年は一気に難しくなりました。

平均点が50点を上回ったのは英語51.3点と国語53.4点の2教科だけで、数学は49.3点、理科46.6点、社会46.8点でした。今年の特徴は理科と社会の難化です。受験生からは理科・社会の記述式問題が難しかったという声が届いていましたが、正にその通りという結果です。数学は、入試直後は易しかったのではというコメントがありましたが、50点を割り込みました。

入試が難しくても易しくても、勉強方法に大きな変化はありません。基本をしっかり押さえることが重要です。ゆるぎない基礎力があって応用力が成り立ちます。これに加えて、今年の入試の教訓として、理科・社会の記述式問題の答え方に注意する必要があります。

(2011年04月21日) 【英文法の復習】[▲ 先頭へ]
中3クラスが開講して一ヶ月経過しました。英語・数学の授業は、学校で行っている1・2年範囲の復習を補強する内容です。

英語は、be動詞や一般動詞等それぞれの文法分野を丁寧に復習しています。今後は、来年の高校入試まで、既習範囲の各文法分野を細かく説明する機会はありませんから、生徒の皆さんには、プリントの復習をして各分野をしっかりとマスターするように話しています。塾の授業で説明を聞き、自宅で復習すれば習得の度合いは大きくなるはずです。

文法の復習は、夏休み以降に練習を始める英文を早く読む練習の基礎となります。また、高校で学ぶ複雑な英文法の基本でもあります。極端に言えば、現在進めている授業は、英語が本当にわかるようになるかどうかのポイントとなります。ですから、説明にも工夫をして、分かりやすい授業を心掛けています。

(2011年04月14日) 【受験生用単語集】[▲ 先頭へ]
サミット・ゼミの高校英語クラスの授業は、宿題形式の単語チェックから始まります。毎回、一定範囲の英単語を覚えてこなければならないので、高校生の皆さんにとって結構負担になりますが、結果的には「やっていて良かった」ということになります。

高2クラスでは、昨年5月の開講以来、高校基礎単語集を使って英単語を覚えてきました。スタートダッシュ、パワーアップ、テイクオフと名付けられた範囲を、約4回ずつ繰り返して覚えてきたので、この基礎単語集からテイクオフ(離陸)して、今週から受験生用単語集を使うことにしました。

今後は、約1年かけてセンター試験レベルの単語を少しずつ覚えていく予定です。高2の初期段階で基礎単語集から受験生用単語集に移れるのはかなり良いペースだと思います。様々な問題を解く上で単語力は基本的な条件ですから、このペースには満足しています。

(2011年04月07日) 【脱「ゆとり」】[▲ 先頭へ]
文部科学省は3月30日、2012年度から全国の中学校で使う教科書の検定結果を発表しました。「ゆとり教育」で削られた学習項目が復活して、教科書のページ数は、数学で32.8%、理科で45.2%増えるそうです。

数学では、2次方程式の解の公式や球の表面積・体積の公式が復活します。英語では、日本文化の英語での紹介が充実し、学ぶ単語数が約3割増えて1200語になるそうです。

数々の批判があった「ゆとり教育」路線から完全に転換するもので、大いに評価できるというより、ようやく元に戻るという感じです。

学ぶ内容については改善されて良いのですが、学校の教育現場では学習項目の増加に伴う混乱があるかもしれません。生徒だけではなく、学校の先生方にとっても負担が増えそうです。

(2011年03月31日) 【中2生の英作文】[▲ 先頭へ]
英作文は中学生だけではなく高校生の皆さんにとっても難しい課題です。英作文が苦手という人は多いと思います。私も、中高生の時、英作文は嫌いでした。

先日の中2クラスで、「世界の大都市」を”world big cities”とした人がいました。正解の”big cities in the world”に近いのですが、まだ英語としての単語の並び方ではありません。

中2クラスは昨年5月に開講して、文法をしっかり鍛えてきました。中2の皆さんの英作文は少しずつできるようになってきて、彼らの進歩を実感できることもあります。まもなく中3になる彼らの英作文が文法的に正しいものになるよう、一回一回の授業を充実させたいと考えています。

(2011年03月24日) 【卒業式】[▲ 先頭へ]
今月上旬に各高校や中学で卒業式が行われました。当ゼミには入学式や卒業式のような儀式はありませんが、私は、学校の卒業式についてうらやましく思っています。

高校生や中学生の皆さんと、1年間あるいは2年間、長い場合は5年間、一緒に勉強していると様々なことがあります。模試結果に基づく話や、志望校についての相談に限らずいろいろなことがあります。テスト後の個別反省会では勉強や進路以外の話になることもあります。

当ゼミでの卒業式代わりの高3クラスと中3クラスの最後の授業の時には、それぞれの生徒さんとの様々な出来事を思い出し、涙がこぼれそうになります。もし、私が学校の先生であったら、泣虫先生というあだ名がつくかもしれません。

生徒さんとある一定期間一緒に勉強できる機会を持てたことに感謝して、当ゼミを「卒業」後も、良き相談相手になりたいと思っています。

(2011年03月17日) 【地震】[▲ 先頭へ]
この度の東日本大震災により被害を受けられました皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。一日も早く復旧されますよう心よりお祈り申し上げます。

テレビ報道を見る度に、胸が締め付けられ心が痛みます。今週の一言はお休みにさせて頂きます。

(2011年03月10日) 【出願倍率】[▲ 先頭へ]
公立高校の入試は今週の火曜日と水曜日でした。受験した中3の皆さんは、大きなテストを終えて、どのような気持ちでいることでしょうか。

入試において出願倍率はやはり気になるものです。毎年、多少の驚きがありますが、今年も同様でした。一番の驚きは、野々市明倫の1倍割れでした。例年、同校の倍率は1.3倍位でしたから、今年の倍率は目立ちます。調べてみると、英語と数学の配点を1.5倍にして学力テストの合計点を600点満点にすることがわかりました。この傾斜配点が低倍率を招いたようです。

倍率が高かったのは錦丘と桜丘です。錦丘は1.64倍で昨年の1.44倍より高くなりました。しかし、一昨年は1.62倍であり、募集定員が少ないので、倍率が高くなる傾向があります。桜丘は1.57倍で昨年の1.43倍より高くなりましたが、同校は人気校で毎年倍率が高いので、例年の倍率に戻ったという印象があります。

泉丘の1.19倍はほぼ例年通りの倍率です。二水の1.29倍は昨年の1.49倍より大きく下がり、ここ10年間では、一昨年の1.23倍に次ぐ低い倍率になりました。今年の二水受験生は若干の余裕を持ってテストに臨んだかもしれません。

(2011年03月03日) 【定期テスト対策】[▲ 先頭へ]
高1・高2の皆さんは、先週から今週にかけて定期テストが行われました。当ゼミの高1・高2クラスでは、定期テストの際は通常授業の代わりに、高校別にテスト対策の授業を行います。各高校の英文読解の教科書の試験範囲を復習します。

生徒の皆さんに、試験範囲の英文を一文ずつ読んで和訳してもらいます。難しい構文が出てくれば、私が、ホワイトボードにその英文を書いて文法的な説明をします。この復習をすることで、生徒の皆さんの英語構文の理解度がわかると共に、彼らが、きちんと予習をしているか否か、しっかりと授業を聞いているか否かがわかります。

この定期テスト対策の授業で私が指摘した点がよくテストに出ると、生徒の皆さんには好評のようです。授業回数が増えて、私にとっては負担が大きくなりますが、彼らの英語力の向上のために、この特別授業は続けようと思っています。

(2011年02月24日) 【今年度の小論文練習】[▲ 先頭へ]
中3クラスでは、昨年11月の統一テスト後に小論文練習を始めました。今月前半の練習が5回目でした。練習を重ねる過程で、全体構成や論理性の点で小論文らしくなってきていました。しかし、5回目の練習では、文章自体はまとまっているものの、課題のテーマから外れてしまった人が何人かいました。これは、小論文がある程度書けるようになった時点で毎年生じるミスです。

小論文に限らず、設問の指示をしっかり確認しないミスはよく起こります。5教科のテストであれば配点はそれほど大きくないでしょうが、小論文でのテーマ性のミスは0点になる可能性があります。中3クラスでの小論文の最後の練習は今週です。練習を始める前には、テーマ性に十分注意するように指示するつもりです。

テーマに沿うこと、全体の構成を考えること、論理的に自分の意見を述べることが小論文のポイントです。さらに、深い考察も評価対象の一つです。中3生にとってはとても難しい課題だと思います。実際の高校入試においては、練習を重ねた人の小論文とそうでない人のものとの開きがかなり大きいと思われます。

(2011年02月17日) 【中3生模試最終回の傾向】[▲ 先頭へ]
中3生が受験する石川県総合模試の今年度最終回は2月6日に実施されました。日曜日に行われる模試の問題と解答は、翌日の月曜日に届けられます。私は、英語と数学の問題をすぐに解いてみます。今回の数学は難しい問題が3問あり、平均点はかなり低くなるのではないかと予想しました。

先週土曜日(2月12日)に、サミット・ゼミの中3の皆さんの成績と共に5教科各教科の平均点の速報値がわかりました。数学の平均点の速報値は52点で、私の予想よりかなり高い数値でした。

模試本部の方と話す機会があったので、数学の平均点について聞いてみました。2月の模試は、1月までの模試とは異なり、私立高校専願の人達が受験しなくなるので、相対的に受験者のレベルが上がることが原因だろうとのことでした。

各年度最終回の2月の模試では、英語や数学の平均点が高めの傾向がありましたが、その原因は、模試本部の方が指摘する内容のようです。

(2011年02月10日) 【中2数学・証明問題】[▲ 先頭へ]
中2クラスの数学の授業では証明問題を特訓中です。三角形の合同、二等辺三角形、平行四辺形の証明が主な内容です。

私は、方程式の文章問題、1次関数と三角形の合同等の証明を中学数学1・2年範囲の超重要分野と考えています。これら3つの分野の問題は、3年生の実力テストや模擬試験で必ず出題されるため、自分の得意分野にしておく必要があります。

証明問題は簡単ではありません。筋道立てて考えることが要求されます。1次関数や証明の難しい問題を解くためのキーワードは「考えること」です。ここで考える習慣をつけることが、中3数学をマスターする前提条件といえます。

中3数学では後半に、平行線と比、そして三平方の定理という重要分野を学びます。1次関数や証明問題でしっかり考える習慣ができていれば、中3の重要分野の応用問題にも対応できるはずです。

(2011年02月03日) 【大都市圏の中高一貫校】[▲ 先頭へ]
日本経済新聞には毎週月曜日に「挑む」という連載があります。筆者は、首都圏にある学習塾の幹部の方のようです。今年1月17日の「挑む」は中高一貫校に関する内容で、その中に気になる記述がありました。

それは、「大半の学校が中3から高校の学習内容に入る」という部分です。難関大学の入試で実績のある大都市圏にある私立の中高一貫校は、中3から高校の学習内容に入ります。こうすれば、高校3年間の学習内容を早く終えることができ、大学入試対策の授業を十分に実施できることになります。

一方、我が石川県ではどうでしょうか。当然のことながら、高校の学習内容は高校に入ってから学び始めます。高校3年間の学習内容をどのようなスケジュールで学んでいくかは、高校にもよるでしょうが、大都市圏の中高一貫校と比べれば、大学入試対策のための授業が不足するという事態が生じているのではないでしょうか。石川県にも中高一貫校がありますが、私の情報不足のため、上記のような体制が取られているか否かはよくわかりません。

1月17日の「挑む」を読みながら、大都市圏の中高一貫校の受験生と地方の高校の受験生が、同じ大学受験という場で対等に競争できているのか疑問に思いました。

(2011年01月27日) 【センター試験・数学 in 2011】[▲ 先頭へ]
センター試験の数学の問題も解いてみました。大学入試センターが発表した平均点(中間集計その2)は、数TAが65.96点、数UBが52.46点でした。

TAの平均点は去年より17点上がりました。センター試験特有の誘導形式に従えば点数が伸びるものの、受験生の諸君はよく頑張ったと思います。問題はUBです。平均点が示すように、実際に解いてみて難しかったです。難しかったというよりも、時間が足りないという印象が強いです。

TAにしてもUBにしても、各分野の基本事項をしっかり押さえることと、速く正確な計算力が絶対的な条件です。さらに、誘導形式に慣れること、数多くの問題を解いて問題パターンに慣れることが高得点のために必要になります。

数学の試験時間は60分です。ちょっとした勘違いや計算ミスは大きく点数を落とす原因になります。高2の皆さんは、数学各分野の基礎を確実にした上で、今後できるだけ多くの60分練習をすることが大切でしょう。

(2011年01月20日) 【センター試験・英語 in 2011】[▲ 先頭へ]
大学入試センター試験が1月15日・16日に行われました。初日に実施された80分の英語(筆記)の問題を解いてみました。

過去4年間は毎年出題形式に少しずつ変更がありましたから、今年はどうだろうと思いながらページをめくりました。第1問から第6問まで、若干の変更はありましたが、ほぼ昨年と同じ出題形式でした。

実際に問題を解いた上での印象は、全体的には昨年よりも少し易しくなっているというものでした。個別では、第1問の発音・アクセント問題で出題された英単語が難しかったこと、第5問の問題文が長くなっていることが印象に残りました。

第1問の発音問題ではcouch(寝いす)、monarch(君主)、ostrich(ダチョウ)、アクセント問題では
epidemic(流行性の)が受験生には難しかったと思います。特に、ostrichに困惑した人が多かっただろうと想像します。なお、センター試験前の授業で高3の皆さんに指摘していた「ア」の発音の違いの問題が出題されていました。

第1問の発音・アクセント問題に対処するためには、英単語の発音記号に注意するしかありません。また、第5問のように長い問題文に取り組むためには、速読をマスターすることが不可欠です。これらは、従来の授業でも注意してきたことですが、今後ますます磨きをかけたいと考えています。

(2011年01月13日) 【河合塾の広告】[▲ 先頭へ]
昨年12月、日経新聞に掲載された河合塾の「学力に限りなし。時間に限りあり。」という広告が目に留まりました。高校1年生、2年生の皆さん。第一志望現役合格により近づく秘訣は、「早く受験生になること」です。と文章が続いて、さあ、3学期から受験生になろう!と結んでありました。

高2の皆さんにとっては正にその通りで、高2の冬休みから受験を意識した勉強を始めるべきだと思います。今週末には大学入試センター試験があります。高2の冬休みから受験勉強を始めれば1年余りの時間ができます。皆が本格的に始める高3になってからでは出遅れてしまいます。

高2の皆さんと違って高1の皆さんには時間的な余裕があります。3学期(今月)から受験生になると考える必要はありませんが、今習っている分野を含めて1年生の分野をしっかり習得する必要があります。大学受験勉強とは、結局、高校で学んだことの復習ですから、それぞれの学年の勉強を確実に自分のものにすれば良いのです。

この河合塾の広告は高1・高2の皆さんの参考になると思います。大学受験が近づくと、一般的に、高3の皆さんは、もっと時間が欲しいと言うものです。ゴールラインが見えるようになって悔やむ前に、時間的な余裕がある内にやるべきことをやるべきです。

(2011年01月06日) 【人を残す その2】[▲ 先頭へ]
新年あけましておめでとうございます。

昨年末の一言を書く時に、一昨年末の内容を見てみました。プロ野球楽天・野村元監督の「人間何を残すか。人を残すのが一番。」という言葉について述べたものでした。改めて、良い言葉だなぁと思いました。

学習塾を始めて12年と3カ月になります。縁あって、数多くの中高生の皆さんと一緒に勉強してきました。英語や数学を教えるだけではなく、サラリーマン時代の経験に基づいて、勉強の必要性や社会的常識等についても時折触れてきました。人を残すというレベルには至っていませんが、生徒の皆さんに何らかの影響を及ぼしていると思います。

英語や数学をどこよりも分かり易く教えることはもちろんのこととして、1人の社会人として中高生の皆さんに良い刺激、良いアドバイスを与えたいと考えています。彼らの成長が一番という自覚を持って授業に臨むつもりです。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。