■ 過去の『一言』(2001〜2017)
[次頁]  [前頁]  >

(2014年 1月 〜 2014年 6月)


(2014年06月26日) 【国際教員指導環境調査】 [▲ 先頭へ]
今日の朝刊各紙では、経済協力開発機構(OECD)が25日に公表した「国際教員指導環境調査」の内容が報道されていました。日経新聞には「女性教員比率 日本最低39% OECD調査、平均68%」と「日本の教員 勤務時間最長 平均週53時間 授業外で多忙」という見出しの2つの記事がありました。北國新聞の見出しは「日本の先生 働き過ぎ?」でした。

耳慣れない名前の調査でしたから調べてみました。2008年に続いて昨年2回目の調査が行われ、日本は今回が初参加でした。調査の対象は、世界34か国・地域の中学校レベルの教員です。女性割合を含む教員と学校の概要、校長のリーダーシップ、職能開発など何項目かの調査結果がありましたが、教員の仕事の時間配分に興味を持ちました。

私が16年前に出会ったサミット・ゼミ最初の生徒は、高校の先生になり、時々居酒屋で語り合っています。教員はもっと生徒と向かい合うべきだと私が言うと、彼は、教員はとにかく忙しいのでなかなか時間が取れないと答えます。今回の調査結果には、彼の話を具体的に裏付ける数値が含まれていました。状況は中学でも高校でも同じです。

教員の1週間の仕事時間は、平均が38.3時間のところ、日本が最長の53.9時間で、2位のカナダ(アルバータ州)よりも5時間以上長いものでした。仕事時間のうち授業時間と授業の準備に使った時間の合計は、日本も平均も全く同じ26.4時間でした。日本の先生は授業以外に多くの時間を取られています。部活動などの課外活動の指導は7.7時間、書類作成などの一般的事務業務は5.5時間で、平均の2.1時間、2.9時間を大きく上回ります。

上述の高校教師は、自宅で事務作業をすることもあると言っていました。また、中学の先生をしている別の元生徒は、毎日夜9時、10時位までは学校で仕事をしていると話しています。2人とも部活の顧問をしているので、土日にも部活動の指導をしています。ですから、今回の調査には現れない隠れた仕事時間もあるはずです。さらに、自宅での作業や夜遅く残ってする作業には残業手当がほとんどつかないという問題点も隠れています。

文部科学省は「教員が授業に集中できるよう、事務職員を増やしたり業務を効率化したりする取り組みを進めたい」としているそうです。やる気が感じられないコメントです。仕事時間数の問題、授業以外で多忙という問題、残業手当の問題、心の病気の問題など、教育現場には大きな問題が数多くあります。それぞれの問題が明確に認識されて、少しずつでも解決の方向に向かっているのか甚だ疑問です。文部科学省、教育委員会、校長先生、誰が本当の責任者なのかが曖昧だという点が最大の問題点かもしれません。


(2014年06月19日) 【ワールドカップ】 [▲ 先頭へ]
ブラジルでサッカーのワールドカップが開かれています。15日の日曜日には、日本がコートジボワールに敗れて、日本中でどれだけのため息が漏れたことでしょうか。

子供たちは、日本を除く出場31か国をどのように感じているのか興味があります。お隣の韓国については何となくイメージが湧くでしょうが、日本が負けたコートジボワールについてはどうでしょうか。アフリカの国で大体この辺にあると認識していれば良いのですが、単なる外国の1つと見たのであれば悲しいです。

日本がこれから戦うギリシャやコロンビアはどうでしょうか。ギリシャがヨーロッパにあると知っている子供たちは少なくないと思います。しかし、10年前にオリンピックが開かれたアテネがギリシャの首都であることはほとんど知らないでしょう。中学生でもどれ位いるでしょうか。コロンビアは、コートジボワール同様、未知の国だと思います。

せっかくのワールドカップですから、テレビで試合を観戦する時は、対戦チームのことを知って欲しいものです。世界地図を開いたり、地球儀を回したりすれば、興味が湧くのではないでしょうか。相手国を知ることが国際親善の第一歩ですから、ワールドカップが良い機会になることを願います。

前回大会優勝のスペインが、チリに敗れて、グループリーグ敗退が決まりました。スペインのチームは無敵艦隊と表されることがありました。子供たちには、是非この表現の意味がわかるよう勉強して教養を高めて欲しいと思います。


(2014年06月12日) 【大学入試、英語難問】 [▲ 先頭へ]
先週の本欄では、ハイレベルな高3クラスで、記述式の難しい英語長文問題が今後の課題である旨を述べました。英語の記述式難問における難しさの要素は3つあります。英語が難しいこと、英文の内容が難しいこと、設問が難しいことの3点です。

英語が難しいとは、先ずは単語の難しさが挙げられます。ある単語の意味が分からなくても、前後の文の流れ(コンテクスト、文脈)から推定することはできます。しかし、その英文全体のカギとなる単語で、文脈からの推定ができないこともしばしばあります。英語が難しいもう1つの要素は英文構造です。英文構造が複雑であれば、単語の意味が分かっても何を言いたいのか曖昧になってしまいます。

難関大学の入試問題では、英文の全文和訳を読んでも、何を言っているのか分からないケースが時々あります。英語はアメリカやイギリスの国語ですから、難解な英文は当然あります。昨年の国語のセンター試験で出題された小林秀雄の随筆のような内容であれば、読み解くのは非常に難しくなります。この点においては、日本語における読解力が大きなポイントです。現代文の読解力がなければ難しい英文は読みこなせません。

複雑な構造の英文の和訳問題はもちろん難しい設問ですが、ある部分が何を指しているかを説明する問題でも難問があります。ほとんどの場合、その部分の前後に答えの素材があります。しかし、答えの素材が他の段落にあったり、段落をまたいだりすると、非常に難しい問題になります。

これらの3要素のうち、設問の難しさは客観的なものであり受験生全員の条件は同じです。残りの2点については、受験生次第です。単語を覚え、文法をベースにした英文構造の分析力を養い、読解力をつけることが、難問に立ち向かう資格要件です。また、難問と取り組む上で、難しさに負けない気合も重要な条件と言えます。


(2014年06月05日) 【高3クラスを鍛える】 [▲ 先頭へ]
今年度の高3英語クラスはかなりのハイレベルです。当ゼミ16年の歴史の中でも1位、2位を争う程です。全員が難関大学を目指しているので、私も緊張感を持って毎回の授業に臨んでいます。

ハイレベルとはいえ、高3の6月初旬ですから、実力はまだまだの水準です。センター試験レベルのマーク式問題や同レベルの2次試験過去問の正答率は非常に高まりましたが、記述式の2次試験過去問の難度が上がると途端に解けなくなります。易しい問題と難しい問題の出来具合が極端に違います。来年2月の2次試験までの大きな課題です。

彼らと一緒に勉強してきた今までを振り返ると感慨深いものがあります。ほとんどの高3生諸君は中2の時から通ってくれています。ですから、彼らの実力が伸びていく様子を身近で感じてきました。特に、高校に入ってからは着実に力をつけてきました。センター試験レベルのマーク式や記述式の問題をほとんどミスなく解く姿には、感動すら覚えます。

しかし、本当の勝負はこれからです。難しい英文をどう読みこなすか、これが今後の課題です。現実的な問題として、難関大学を目指す全国の受験生がいます。特に、大都市圏の中高一貫校の高3生は入試の過去問に取り組んでいるはずです。彼らに負けるわけにはいきません。

今週の高校総体・総文の後は受験勉強のアクセル全開です。高3クラスの皆さんが、志望校に合格するだけではなく、社会に出た時にツールとして英語を自由自在に使えるような本物の英語力を習得するように、全力で取り組むつもりです。私もこぴっと頑張ります!


(2014年05月29日) 【こんな生徒さんがいました その11】 [▲ 先頭へ]
先月末、大学4年生になったK君から、就職が決まりましたとの報告のメールが入りました。K君は、中2から高3まで通ってくれた元生徒さんです。時に褒められたり、時に厳しく叱られたりした先生にどうしても伝えたいとのことでした。反省の気持ちを交えつつ、とてもうれしくそのメールを読みました。彼は、丁度ゴールデンウィークで帰省したので一緒にランチを取りました。

中3の夏休みまで、志望する進学校に十分合格できる学力があったK君ですが、秋から成績が下降気味になりました。そのままその志望校を受験しましたが、残念な結果に終わりました。しかし、大学入試では、得意の英語を活かして見事合格しました。

中3の秋に成績の伸びが止まった原因は携帯電話でした。友達から女の子を紹介してもらい、彼女とのメールのやり取りに夢中になったそうです。お互いを高めあえる関係になれば良かったのですが、そう上手くはいきませんでした。学力は伸びず停滞しました。

ランチをしながら、女の子とのメールは楽しかっただろうなぁ〜と聞いたところ、とても楽しかったという当然の答えでした。私が同じ状況にあれば、やはりメールのやり取りが楽しく、勉強が疎かになったことでしょう。

携帯のせいで勉強が手につかないケースは非常に多いと思います。マスコミでも、その負の側面がよく報道されます。親子でルールを決めることが基本でしょうが、現代社会の大きな問題です。


(2014年05月22日) 【こんな生徒さんがいました その10】 [▲ 先頭へ]
中2生の数学はそろそろ連立方程式に入る頃でしょうか。連立方程式の文章問題と言えば、J君の中2時代を思い出します。

ある日、連立方程式の文章問題のプリントを宿題にしました。次の授業の日、J君はかなり早く教室に入りました。質問をするためでした。ところが、宿題のプリントを見たところ、考えた形跡がありませんでした。私の対応は、当然「先ずは自分でしっかり考えなさい」でした。今は進学校に通っているJ君ですから、ブリントの問題は全て解けました。

高校入試の合格発表の後、J君がニコニコ顔で、合格の報告に来てくれました。その時、私は、彼に中2時代のこの話をしました。「あの時、ムッと来たかい」との問いに、「ムカついた」という答えでした。確かにそうでしょう。質問をしようと早く教室に来たのに、先生が教えてくれないのですから。しかし、私は、自ら考えることを要求します。J君に、あの時私が教えるべきだったかどうかを聞いたところ、自分で考えて良かったと語りました。

中学の勉強は、中2のこの時期から難しくなります。小学校の時は大して勉強しなくても、頭の回転が良い子は好成績を取れます。そのような形で成績が保たれるのは中2の初めまでです。これからは、数学ではしっかり考えること、英語では各文法分野をきっちり理解することが必要になります。中3で伸びるか否かは、数学で言えば、中2で学ぶ連立方程式そして1次関数の習得が鍵を握ります。


(2014年05月15日) 【センター試験向けリスニング教材】 [▲ 先頭へ]
大学入試センター試験の英語にはリスニングがあります。配点は、筆記200点、リスニング50点です。ほとんどの大学は、合計250点を200点に圧縮して、数学200点、国語200点とのバランスを取っています。

そのリスニング対策として、高3の皆さんに、「これは良い」とお薦めできる教材が見当たりません。ゼミの教室では、センター試験形式のリスニング問題が豊富にありますから問題はありません。しかし、大学受験生の彼らから、自宅で何を聞けば良いかという質問をよく受けます。

NHKのラジオ講座には、中学生向けに「基礎英語」という素晴らしいプログラムがあります。しかし、非常に残念なことに、センター試験のリスニングのために最適と思われる講座はありません。候補としては、「ラジオ英会話」と「攻略!英語リスニング」がありますが、どちらも、悪くはない、という印象です。

そこで、彼らに薦めているのが、NHKテレビの夜のニュースを副音声で聞くことです。日本語のテレビや新聞でどんなことがニュースになっているのかを知った上で、英語の副音声を聞くとより効果的です。これは、私の日産自動車時代に、会長の通訳をしていた先輩から聞いた方法です。お金がかからずにリスニング力が磨かれるので、なかなか良いメソッドです。

高校に入った人達からも、リスニング教材について聞かれることがあります。上述の「攻略!英語リスニング」やNHKニュースの副音声は、彼らにとっては難しいので、「ラジオ英会話」を紹介しています。


(2014年05月08日) 【英会話練習 in 京都 その結果】 [▲ 先頭へ]
先々週の本欄では、中3生の京都での英会話練習について述べました。外国人に話しかけることは勇気がいります。また、班別に行動しているので他の班員に対する遠慮や照れがあります。ですから、中3の5名は皆、実行しないだろうと思っていました。

しかし、2名が実際に英会話練習を実行しました。1名は、京都のバスの中でカナダ人のおばさんに話しかけたそうです。もう1名は、金閣寺でカナダ人の若者カップルに話しかけただけではなく、大阪の水族館でイタリア人の42歳(年齢を聞いたとのこと)の男性と話したそうです。

2人とも、旅行前に準備して練習した想定問答集のプリントを忘れて旅行に出かけました。プリントを忘れたので、「ヤバイ」と思ったそうですが、果敢に英会話に挑みました。その勇気や、あっぱれです。

彼らが話しかけた外国からのお客様はみんな優しく対応してくれたそうです。プリントがなかったので、しどろもどろの英語だったと思いますが、コミュニケーションできたことを素直に喜んでいました。旅行前の英会話練習で、会話する時は、間違っても全然構わないと何回も話したことが良かったのかもしれません。

修学旅行後の授業では、「修学旅行の思い出」という題で作文練習をしました。2名のうち1人は、英会話練習について書きました。外国人と英語でやりとりすることは非日常的で刺激的だったという内容でした。英会話練習に込めた目的が果たされたようで、作文を読んでいてとてもうれしくなりました。


(2014年05月01日) 【今年も難しかった高校入試】 [▲ 先頭へ]
今年3月の公立高校入試の後、受験した皆さんの感想は、数学と理科が難しかったというものでした。4月17日の石川県教育委員会会議で報告された入試平均点は、合計239点、英語49.7点、数学47.4点、国語52.9点、理科40.2点、社会48.8点でした。確かに、数学の平均点が低く、特に理科の平均点は異常とも言える程低いです。

270点前後で推移していた5教科合計の平均点は、4年前(平成22年度)に294点と易しくなりました。しかし、翌年は、理科・社会の記述式問題が難しくなり247点に下がりました。2年前の平成24年度は267点とやや高くなったものの、昨年は239点とかなり難しくなりました。昨年の低い平均点の原因は、数学43.1点と社会45.0点です。そして今年も239点で難しい入試でした。

サミット・ゼミ16年の中で、239点は最も低い平均点です。今までの高校入試での最低点かもしれません。その難しい入試が2年続きました。科目別では6年前に数学が40.6点という低い平均点の時がありました。非常に難しいテストで、数学がやや苦手という生徒さんにとっては辛い問題でした。今年の理科は、その時よりも難しかったことになります。

5教科合計で239点という平均点には、頭をひねります。ちょっと難し過ぎると思います。239点が2年続いたので、今年度中3になった皆さんに中には委縮してしまう人がいるかもしれません。理科の40.2点は入試問題として適切さに欠くとさえ言えるのではないでしょうか。

高校入試が難しくてもそうでなくても、中3生の勉強は大きく変わるものではありません。覚えるものは覚え、考えるべき問題は考えることが基本です。また、近年難しくなった理科・社会の記述式問題に備えて、記憶の前提として理解することが非常に大切です。なお、平均点が低ければ、ケアレスミスが致命傷になる場合があるので、特にケアレスミスに注意すべきです。

本日の一言を締めくくるに当たり自慢をお許し下さい。今年、公立高校入試に臨んだ生徒さんは5人いました。その内3人が英語が90点以上でした。私にとってとてもうれしい結果でした。英語は安定して得点できる科目です。今年の高校入試では、英語が得意であれば入試に強いということが実証されたと言えます。


(2014年04月24日) 【英会話練習 in 京都】 [▲ 先頭へ]
中3の皆さんは、今週、修学旅行で関西を訪れています。例年通り、京都で班別に自由行動をするそうです。京都で観光名所を巡るときには多くの外国人を見かけるはずです。英語が「売り」のサミット・ゼミとしては、このチャンスを逃すわけにはいきません。

なかなか実行できないとはいえ、今年度の中3クラスの皆さんとは英会話練習を2回実施してきました。そこで、京都での英会話練習を企画しました。少しでも外国人と英語で話すことができれば、英語を使うことの楽しさ、素晴らしさを理解してくれると思います。

英会話練習のために想定問答集を作りました。”Excuse me. May I talk with you for a while?” から始まるものです。質問は、”Where are you from?” や “Is this your first visit to Japan?” など定型的なものです。しかし、一つだけ “What is the most impressive thing in Japan for you?” という質問を用意しました。

先週末の授業では、私が外国人役になり英会話練習をしました。 “for a while” の発音も練習しました。絶対に外国人と会話するという義務は課しませんでしたが、2〜3人は興味を示していたので実行してくれると期待しています。京都での英会話練習をしたかどうか、どのような内容だったのか、生徒の皆さんから聞ける来週の授業が楽しみです。絶対やりなさいと厳命しておけば良かったかなぁ〜


(2014年04月17日) 【英語の基礎を築く】 [▲ 先頭へ]
高1の皆さんは入学して1週間余りになりました。そろそろ本格的に授業が始まっている頃でしょう。中学の授業とはレベルがかなり違うので戸惑っている人が多いかもしれません。

英語では英文法の授業があります。高校で学ぶ英文法は、中学で学んだものよりもはるかに詳しくなるので、授業内容を理解するのは大変だと思います。主体的に取り組まなければ、授業は面白くなく退屈なものになるでしょう。先生によっては眠気との闘いになるかもしれません。私自身も、英文法の授業はつまらないと思っていました。

しかし、語学の勉強においては単語とともに文法は必須項目です。大学入試の英語と闘うためには文法という強力な武器が必要です。現役時代の私は英語が怪しげで、大学入試は英語で失敗しました。文法が甘かったからです。

以前、中3の時に一緒に勉強した生徒さんが高3になる時に再び入塾しました。その生徒さんは、中学の時は英語が得意で、中3で英検準2級を取得する位でした。しかし、高3クラスに入ってきた時の英語力はボロボロの状態でした。一番の原因は文法です。(第2の原因は単語力)高1の文法の授業を聞いていなかったそうです。その生徒さんがある程度英語がわかるまでに半年位かかりました。

勉強でもスポーツでも基本が重要です。英文法の授業をしっかり聞くことは英語の基礎作りです。


(2014年04月10日) 【金沢の魅力】 [▲ 先頭へ]
金沢21世紀美術館がナンバー2! 毎週土曜日の日経新聞には「NIKKEI ブラス1」という別紙がついています。その1面は「何でもランキング」のページで、様々なものがランクされます。先週土曜日は、「青空の下、アートに触れよう」というテーマで、屋外でアート作品に親しめる美術館のランキングでした。テーマが目に飛び込んだ時、21世紀美術館が入っていれば良いなと思いましたが、堂々の2位でした。因みに、1位は箱根にある彫刻の森美術館です。

このような全国ランキングで地元の施設が上位にランクされるのはうれしい限りです。石川県は、言うまでもなく、九谷焼、加賀友禅、輪島塗などの伝統芸術だけではなく、文化にも恵まれています。日本最大規模の美術展覧会である日展は、東京以外では名古屋、京都など6都市で巡回展が開かれますが、金沢も含まれています。大都市以外でフルオーケストラがあるのは、金沢と群馬、広島、山形だけです。

しかし、残念ながら良い面ばかりではありません。「金沢時間」という言葉があるくらい時間にルーズです。伝統文化がある故か、プライドが高く、よそ者に冷たい傾向があります。自由な雰囲気で新しいものにチャレンジするという気風は弱いようです。

金沢に住んでいるだけでは、地元の良い面や悪い面はわかりません。可能ならば、一度県外に出て、金沢や石川を客観的に見ると良いでしょう。視野が広がり、人間的にも成長できるはずです。

地元を離れるには、大学進学が大きなチャンスです。経済的に許されるのであれば、是非、県外できれば大都市圏の大学に進学して、そこに住んでみて欲しいです。金沢、石川の地元と大都市の両方を実際に体験した上で、大都市圏で勝負しようと思えば、そこで就職すれば良いでしょうし、やはり地元だと思えばこちらに戻ってくれば良いと思います。

県外の大学を目指す高校生の皆さんの夢が実現できるよう、彼らを導くことが私の役割だと考えています。


(2014年04月03日) 【文筆力】 [▲ 先頭へ]
毎朝、日経新聞と北國新聞を読んでいます。日経新聞では、必ず1面のコラム「春秋」を読みます。政治、経済、文化、社会など様々な話題がありますが、素晴らしい文筆力です。何気ない書き出しから筆を起こし、内容を展開し、見事にコラムを締めくくります。「さすが」と舌を巻くことがよくあります。

私は毎週この「塾長からの一言」を書き綴っているので、文の展開を含めた文章表現力に気をつけています。大学入試で小論文が課される受験生には、小論文の構成、表現方法についてアドバイスしています。それなりに文を書いたり、作文のアドバイスをしたりしていますが、日経の「春秋」の文筆力にはかないません。

因みに、今週日曜日(3月30日)は、「太った豚よりやせたソクラテスになれ」という書き出しでした。この言葉は1964年3月の東京大学卒業式での大河内一男総長の告辞の一部で、よく知られています。実際は、草稿にあったこの部分を総長は読み飛ばしたというエピソードを交えつつ、政治学者の丸山真男の言葉などを引用して、若者をテーマに書き進めました。締めくくりの2文は、「「やせたソクラテス」から50年。今年の東大卒業式で、総長は論文盗用やデータ捏造はいけませんと訴えた。」でした。

幅広く奥深い知識に基づいた現代事象に対する考察、説得力ある文章の展開、書き出しの文と締めくくりの文の見事なハーモニー、その格調の高さに脱帽です。新聞コラムや投書を読めば読解力を養えると言われますが、「春秋」のような素晴らしいコラムを読めば、本当に良い勉強になると思います。


(2014年03月27日) 【解なき課題】 [▲ 先頭へ]
大学受験生の成績が伸び悩む場合、いつ、どのタイミングで、何を、どのように話すかは私にとって解のない課題です。

大学の受験勉強をうまくコントロールできる受験生はほとんどいないと思います。勉強の絶対量が大きく、与えられた時間には限りがあるからです。先週触れた大学受験・合格者アンケートでも、ほぼ全ての合格者が、受験勉強全体の時間配分がうまくいかなかったと述べています。

この一年間でも、私の心にひっかかる「事件」がありました。A君は2月25日の前期日程試験で見事合格を果たしました。努力家のA君には課題があり、英語の成績は良いもののある社会の科目が伸び悩んでいました。理科・社会の科目は2年秋の模試から入ってきますが、同じ状況が続いていました。全国模試の後の個別反省会では何度も指摘し、必要な受験テクニック本も参考にしました。

昨年秋になっても成績が伸びてこなかったので、センター試験が迫ってきた11月の個別反省会で厳しく指摘しました。生徒さんを萎縮させてはいけませんが、志望校合格に導くためには強い口調も必要です。反省会は険悪な雰囲気になりました。

1月のセンター試験では、その科目で大きく得点を落としてしまいました。そして、それが大きな原因となり、出願校を見直さざるを得なくなりました。前期日程試験で無事合格できたので良かったのですが、本人も私もうれしさの度合いにはマイナス部分がありました。

基本的には生徒さんの自主性を引き出したいのですが、A君の場合は、もっと早い段階で具体的に手を打つべきだったかもしれません。来週から新年度に入ります。上記のケースを含め、今までの経験を活かして高3の皆さんを導くつもりです。


(2014年03月20日) 【大学受験・合格者アンケート その4】 [▲ 先頭へ]
大学入試・前期日程で合格した生徒さんに「受験勉強に関するアンケート」を書いてもらいました。私立高校に通っていたAさんには、是非3年前のリベンジをして欲しいと願っていましたが、見事国立大学に合格しました。アンケートには素晴らしい記述があふれていました。

志望校を決めた時期については、高校受験に失敗した時という回答でした。大学受験では自分に負けたくない、実家で親孝行したいと思って決めたそうです。受験勉強で得たものは、感謝すること、自分を客観的に見ること、粘り強さの大切さです。周りの人がたくさん色んな形で支えてくれて合格できたと記していました。個人戦ではなく集団戦だったとのこと。ご家族の支えが目に浮かびます。

他にも、受験勉強に対する姿勢として、自分ならできると強気でいること、受験本番では緊張している自分を受け入れることなど、素晴らしい言葉が並んでいて感心しました。大きなハードルを乗り越えた人の言葉で、後輩の皆さんの参考になります。

サミット・ゼミで良かった点と改善すべき点の質問に対しては、英文構造をしっかり見て和訳することを学べたと書いてくれました。これは英語の授業で一番大切にしているポイントなのでうれしいコメントでした。また、私が面白いところ、たまに鬼なところも良かった点として挙げました。鬼になる点については、いくつかのシーンを思い出しジーンときました。険悪なバトルでしたが、今となっては良き思い出です。改善すべき点はないと思います、と最後は私への社交辞令で締めくくってありました。


(2014年03月13日) 【発音問題予想】 [▲ 先頭へ]
大学入試2次試験・後期日程が昨日実施されました。2014年度の大学入試シーズンが間もなく幕を閉じます。次は高2の皆さんの番です。日程を見ると、彼らにとっての入試まで、実は1年もありません。2015年度のセンター試験は来年1月17日・18日ですから、10ヶ月間余りです。

先月末、今年度の高3クラスの授業が終了した後に、一年間の授業を振り返りました。その時、ちょっとしたアイデアが湧きました。英語のセンター試験第1問に出題される発音問題を予想することです。試験において山を掛けることは邪道であり、本来避けるべきものですが、とにかく出題の流れを調べてみました。

発音問題は2001年から2006年まで出題されていませんでした。2007年に復活した後は今年まで継続して出題されています。この8年間の問題を調べると、来年出題されそうな発音が見えてきました。発音問題は、英語を学ぶ日本人としてこのポイントは注意しなさいという出題者からのメッセージでもあるでしょう。そういう出題者の意図を考慮すると、予想の精度が高くなります。因みに、センター試験で出題される発音問題は、4つの単語の中から他と異なる発音をするものを選ぶものです。

過去8年間の発音問題とその正解、そして出題される可能性が大きいと考えた発音6種類についてプリントにまとめて、昨日の高2クラスで配布しました。参考までに、その1つは boughtと boatの違いです。彼らのセンター試験は10ヶ月後ですが、センター試験形式のマーク式模試で、私の予想問題が出るかもしれません。


(2014年03月06日) 【出願倍率 in 2014】 [▲ 先頭へ]
石川県の公立高校入試がいよいよ目前に迫ってきました。試験は来週の月曜・火曜(3月10日・11日)です。倍率は志願変更期間を経て今週月曜日に確定しました。今年度の模擬試験では、例年と異なる傾向が見られましたので、倍率がどうなるか注目していました。

泉丘は1.25倍(昨年1.22倍)です。今年度の石川県総合模試における泉丘の基準偏差値は67で、例年より1〜2ポイント上がっていましたから、倍率上昇は予想通りでした。上昇幅が意外に小さかったと言う印象です。なお、基準偏差値は合格可能性80%の数値です。因みに、泉丘の67は、5教科合計の平均点プラス135点程度を意味します。

二水は1.27倍(昨年1.23倍)、桜丘は1.62倍(昨年1.60倍)、錦丘は1.40倍(昨年1,57倍)でした。合格ラインが上がりそうな泉丘を避けて二水の倍率はかなり上がるとみていましたが、上昇幅は小さかったです。桜丘の高倍率は例年通りです。錦丘の大幅な倍率低下は驚きでした。模試での基準偏差値が高かったことが影響しているのかもしれません。

石川県総合模試での基準偏差値は、2〜3年前までは、泉丘65、二水62、桜丘59、錦丘56と3ポイント刻みでしたが、今年度最終の模試では、67−62−59−58でした。泉丘と錦丘の難化が見られました。今年度の中3生が昨年度より約300人多かったこと、上位校で定員増がなかったことが原因だと思われます。

生徒の皆さんには、倍率は気にしないように話しています。「自然体」で臨むのは難しいですから、自分の実力以下にならないようにアドバイスしています。高校入試を「フツー」に乗り越えることを祈るばかりです。


(2014年02月27日) 【子どもの自立】 [▲ 先頭へ]
昨日(2月26日)朝、ヤフーのトップ・ニュース「受験生バス乗れず 親が同乗で」に驚き、情けなくなりました。国公立大学の2次試験・前期日程が25日に始まりましたが、仙台駅で、東北大学に向かう臨時バスに受験生と一緒に乗る父母が増え、そのあおりで乗り切れない受験生が続出したそうです。

英語に “Spare the rod and spoil the child.” という諺があります。「ムチを惜しむと子供がだめになる。」という意味で、日本の諺「かわいい子には旅をさせよ」に当たります。いわゆるお受験ではない大学受験に親が付き添うという図式は、「いかがなものか」を超して「情けない」の一言です。

親が親なら、子どもも子どもです。恥ずかしくないのでしょうか。今、世間では成人年齢を20歳から18歳に引き下げようという動きがあります。しかし、このような精神的に未熟な「子ども」に選挙権を与えられるはずがありません。いつになったら自立するのかと思います。

100歩譲って、子どものことが心配だからという親の理由を認めても、それらの「優しい」父母の方々には、バスに乗れなくなった他の受験生に対する配慮はないのでしょうか。他人に迷惑をかけてはいけないのは、社会の最も大切なルールです。大切な勝負の場に向かう受験生に迷惑をかけるのは許せない身勝手だと言わざるを得ません。

社会に送り出すために子どもを自立させることが重要な親の責務ではないでしょうか。大人の身勝手、子どもの未熟、これらは日本が豊かになった故の現象でしょうか。なお、東北大学は、試験開始時刻を30分遅らせて対応したそうです。

* リニューアルしたホームページの全体イメージを変更しました。


(2014年02月20日) 【国語力】 [▲ 先頭へ]
高2クラスの英文読解は、原則として、マーク式問題と記述式長文問題を、毎週交互に練習します。記述式長文問題に関しては、数年前までは、高2の1月位から大学入試2次試験の過去問を使っていました。しかし、最近は、秋の模試対策として練習時期を早めました。特に、今年度の高2クラスはレベルが高いので、昨年の夏から、2次試験過去問に挑戦しています。もちろん問題の難度は調整します。

先日の高2クラスでは、この時期としてはかなりの難問に挑戦しました。英語の2次試験には和訳問題があります。単語、英文構造ともに易しくないので、高2諸君は手こずっていました。それでも何とか和訳を書き上げました。

しかし、残念ながら、日本語にはなっていませんでした。英文構造を見極めて、日本語にしようと苦労していたようですが、日本語として意味をなさないものが大半でした。彼ら自身も、自分の和訳が何を意味しているのか曖昧でした。これは和訳問題や、何かを説明する問題でよく生じる状況です。

ずばり、表現力の問題です。然るべき表現力があれば、意味不明の日本語にはならず、それなりに意味をなす和訳になるはずです。英文自体が難しくなく、英文が意味する内容がわかる場合でも、日本語訳を作るのに時間がかかる場合があります。正に表現力が試されます。

読解力が重要だとはよく言われます。しかし、表現力については、その重要性があまりクローズアップされていないような気がします。国語力とは読解力と表現力を併せた力だと思います。そして、この力は全ての科目の根幹になります。


(2014年02月13日) 【ホームページ・リニューアル】 [▲ 先頭へ]
ホームページをリニューアルしました。2001年7月8日に公開して以来12年半余りが経ち、昨年10月にサミット・ゼミ開校15周年を迎えたのを機に、イメージ一新を図りました。リューアルのポイントは、全体イメージの一新と新設ページです。

ホームページ全体のイメージに関しては、最初は、私が好きな日本画家、東山魁夷の絵画をモチーフにしようと考えました。しかし、「サミット・ゼミ」との関連性がないので止めました。「summit」はもともと「top」特に「山の頂上」を意味しますから、この図案にしました。そして、山とくれば、やはり富士山です。出来あがったデザインは、若干右翼結社のにおいが漂うところが気になりますが、いかがでしょうか。高いレベルの学力(山頂)のベースには確実な基礎力(広い裾野)があることが伝わればうれしいです。

各ページの内容は見直しましたが、全体的な構成はあまり変わっていません。従って、車で言えばマイナーチェンジという感じです。「ご挨拶」のページでは13年前の写真を使ってきましたが、写真偽装で訴えられるかもしれませんから、最近の写真に替えました。教室に貼ってある、アメリカで購入したアメリカ大陸中心の世界地図を背景にしました。

新設したのは「勉強のコツ」ページです。中高生の勉強方法については、従来「塾長からの一言」で随時述べてきました。この新設ページでは、それらの内容をまとめてみるつもりです。少し隠してきた内容もありましたが、ぼかさない表現で述べようと考えています。今後少しずつ書き加えて参ります。

本ページ「塾長からの一言」は、毎週木曜日に書き綴ってきました。毎週月曜、火曜になると、準備しなければならないと気が重くなるのが実情ですが、今回が665話で12年以上続けてきましたから、これからも続けるつもりです。毎週読んで下さっているご父兄がいらっしゃいますし、卒業生が時々、私は元気かな、と本ページを覘いてくれているので頑張ります。

ホームページに関して、ご意見、ご要望などがございましたら、どうぞ遠慮なくご連絡下さい。「お問い合わせ」からメール送信が可能です。


(2014年02月06日) 【自己コントロール その3】 [▲ 先頭へ]
3月10日(月)と11日(火)の公立高校の入試まで1ヶ月になりました。これからは特に、あせったり不安に陥ったりしないよう、自分の気持ちをコントロールしなければなりません。昨年12月半ば、大学入試センター試験まで1ヶ月で高3生が苦しそうな表情を浮かべていた頃に、中3の皆さんに気分を聞いたところ、あせっていると答えた人がたくさんいました。入試本番まで1ヶ月となれば、その時よりプレッシャーはかなり大きくなっているはずです。

自分の気持ちをコントロールすることは、あせりや不安というマイナスの感情を持たないようにすることだと思います。ブレッシャーがかかっている状況において、心にすき間があれば、どうしてもマイナスイメージを持ってしまいます。従って、マイナスイメージが入り込むような空白時間を作らないことが大切です。ある科目を勉強した後、次の科目に移る休憩時間が1つのポイントです。気分転換は必要ですが、休憩が長くなると、心にすき間ができてしまうので要注意です。

ある課題に集中し、その時は一切他のことは考えない。そして、それができたら次の課題に集中する、という時間の過ごし方が望ましいです。毎日のスケジュール、1週間のスケジュールそして入試までの1ヶ月のスケジュールがあれば、余分なことは考えずに済むでしょう。今日の中3クラスでは、入試までのスケジュールを再確認するよう指示しました。課題やチェックすべき項目を整理した上で、目の前の課題を1つずつこなしていけば、マイナスの感情が入り込む余地は小さくなるはずです。

気持ちのコントロールだけではなく、体調のコントロールも重要です。食事面はご父兄に任せるとして、自分から風邪をひいたり体調を壊したりしないように注意しなければなりません。帰宅後の手洗い・うがいは当然です。私は、翌日の最低気温と最高気温の予想をチェックするように話しています。翌朝が寒い予想であれば、寝る時の心構えが違ってきます。

中3の皆さんが、自分の気持ちや体調をコントロールしながら高校入試を迎える経験は、3年後の大学受験の時に活きるはずです。是非うまく乗り越えて欲しいと願っています。


(2014年01月30日) 【お母さんの舌】 [▲ 先頭へ]
高校のミニ・クラス会に出席するため東京へ行ってきました。日曜日だったこともあり、夜はある友人が自宅に誘ってくれました。友人夫妻との食事に、彼の息子さんも同席しました。その息子さんは、アメリカで音楽を学び、今はプロのミュージシャンとして日本で活動しています。私の友人は、高校時代、洋楽を聴くために英語を勉強するような生徒でしたから、親の影響だなぁ〜と思いました。

いろいろな話題がありました。その中の1つが英語の発音です。日本の大学を卒業してからアメリカに渡った息子さんは、英語の発音がきれいだとずい分褒められたそうです。日本での学生時代にNHKの英語講座を聞いていたとのことですが、発音が上手な最大の原因は、2〜3歳の頃にテレビで見ていたセサミストリートだったようです。

彼は、話の内容はわからなくても、あるキャラクターが好きでセサミストリートを見続けたそうです。番組を見続けるうちに、自然に英語を正しく発音できるようになったと語りました。日本人にとって難しい「L」と「R」の区別も、自然にできるようになったそうです。

私は、NHKの高校生向けラジオ講座で、英語の発音記号を学びました。そこで学んだ発音の仕方で、英語を話しています。しかし、彼は違います。耳で聴いて、聴いた通りに発音しようとしました。私がラジオ講座で学んだ舌や唇の位置関係を、彼は自然にできるようになったのです。

「母国語」を意味する英語は native language、native tongue の他に mother tongue があります。そのまま和訳すると「お母さんの舌」です。お母さんが話すのを聞き、それを真似て、母国語が話せるようになります。味わい深い言い方だと思います。


(2014年01月23日) 【センター試験 in 2014】 [▲ 先頭へ]
大学入試センター試験が18日(土)と19日(日)に行われました。今年も例年同様、英語と数学TA・UBの問題を、それぞれの試験の翌日に解いてみました。

毎年、センター試験の問題は、厳かで特別な気持ちで解いているので、問題を解いたときの印象を翌年も覚えています。今年の英語は、昨年4〜5個あったミスし易い長文のヒッカケ問題が少ないと感じました。また、問題形式の変更があるかもしれないと予想していた第3問の一部が実際に変わりましたが、難しい問題ではありませんでした。昨日発表された平均点の中間集計では、昨年よりも2点余り高くなっていました。平均点の上がり幅が意外に小さかったな、という印象です。数学では、昨年、多くの受験生を凍りつかせたTAの第3問のような問題はなく、センター試験らしい問題という印象でした。TA、UBとも過去5年間の平均より少し高い平均点になったようです。

英語と数学の問題を解いた感想としては、やはりセンター試験は、よく吟味された良い問題だと思います。また、かなりの集中力が必要なのは相変わらずです。特に、数学UBの問題は時間がかかります。センター試験特有の誘導形式に素直に従って、速くそして正確に計算しなければなりません。私は、後期おじさんというような年齢になってしまいました。問題を解くための集中力をいつまでキープできるかなぁ〜と感じました。自分の目標点に届かなくなったら、その時は…

決して難しくはないものの、思い通りにいかないのがセンター試験です。志望校の見直しを迫られることがよくあります。しかし、基本的には、センター試験での得点は、高3生諸君の模試の成績の延長線上にあります。生徒の皆さんの得点をノートに書きこむ時に、この当然のことを思います。昨日の高2クラスでは、常々話している、苦手科目を作らないことを再度指示しました。


(2014年01月16) 【意志ある所に道在り】 [▲ 先頭へ]

Where there’s a will there’s a way. 「意志ある所に道在り」私の大好きな諺です。何かを実現させたいと心の底から思えば、道は開けるということでしょうね。「思考は現実化する」という著名な本もあります。鉄鋼王カーネギーの発案により、ナポレオン・ヒルが成功哲学をまとめた本です。

今週末に大学入試センター試験が予定されています。大学入試はまだまだ先のことだと思っていた高2生にとって、次は自分たちの番と意識せざるを得ないでしょう。大学入試が現実のものになるはずです。

大学受験勉強の助走段階にある高2クラスの皆さんには常々次のように話しています。先ずは、第一志望校に合格するという強い情熱を持つこと。次に、勉強法を誤らないこと。3つ目にコツコツと努力を積み重ねること。この3点を実行すれば、学力は必ず伸びます。そして志望校合格につながります。合格できれば良いな、では結果は出ません。合格するぞという強い信念が全ての始まりです。

社会に出て何かを成し遂げようとする時も同じだと思います。「何とかするぞ」という強い思いから様々なアイデア・工夫や粘り強い行動が生まれます。高2の皆さんには、大学入試を通じて成功体験を積めるよう、刺激を与え続けるつもりです。


(2014年01月09日) 【感動の授業 その2】 [▲ 先頭へ]
冬休みが明けて、昨日、金沢の中3生は2回目の統一テストがありました。同じ日に、中2生は実力テストを受けました。中2クラスでは、この実力テストを目標にして、先月初めから英語・数学の復習をしてきました。今週初めには、数学の実力テスト対策のまとめとして、中3生が7月に受ける模試の過去問に挑戦しました。7月の模試は中1・2範囲なので、丁度良い問題練習でした。

簡単な計算問題の後、連立方程式の文章問題、1次関数と続き最後の問題は合同の証明でした。中2の皆さんは、1次関数は昨年秋、合同の証明は昨年末に習ったばかりなので、この2つの問題には手こずったようです。

上記3つの問題は3年生で受ける模擬試験そして入試で必ず出題される重要な分野なので、丁寧に解説しました。1次関数の問題の解説のとき、ちょっとした歓声が上がりました。最初に、普通のやり方で解きました。計算がやや複雑で少し時間がかかります。次に、別の切り口の解き方で「あっ」という間に答えを出しました。その時に、歓声が上がったのです。

「お〜っ」という歓声が上がるとは思っていなかったので、びっくりしました。それと同時にとてもうれしかったです。生徒の皆さんが、痛快な解き方に興味を持ってくれたからです。難しい問題を解いた時の喜びは数学の醍醐味であり、一つの感動です。このような感動をできるだけ多く、生徒の皆さんに届けられるように、授業を工夫していきたいと考えています。


(2014年01月04日) 【書き初め】 [▲ 先頭へ]
新年あけましておめでとうございます。日本経済は薄日が差してきたとはいえ、ますます流動性、不確実性が高まっています。そのような世の中で求められるのは状況を分析し、進むべき道を創造的に提案する能力です。そして、その能力の前提となるのは真の学力です。これまでの経験と更なる工夫を持って中高生の皆さんを導くつもりです。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

1月2日に2年連続で書き初めをしました。高校以来書き初めはしたことがありませんでしたが、昨年の正月に姪が書いているのを見て、何故か筆を持ってみる気になりました。昨年は「新年おめでとう。今年も頑張ろう。」と半紙に書き、教室の入口に貼りました。超久し振りの書き初めはまあまあの出来だと思ったのですが、書を習っている女子高生の評価は厳しいものがありました。

今年は「挑戦」と書きました。「情熱」にしようかとも思ったのですが、センター試験が間近に迫っているので、この言葉にしました。高3、中3の受験生の皆さんへのエールとして筆を運びました。また、今年本格化する受験勉強を通して自分自身に挑戦して欲しいという、高2・中2の皆さんへの願いも込めました。

程良い緊張感の下、気合を込めて書いた書き初めが、昨年手厳しい評価を下した女子高生にどう評価されるのかハラハラしています。なお、私自身の挑戦として、高校時代の得意科目である数学の力を復活させたいと思っています。昨年の大学入試問題集を購入してあるので、少しずつ解いていくつもりです。